なんでもない日常

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透明人間。

会話泥棒。 一人で、ランチをしていたら。隣席の話が、耳に飛び込んできた。 聞き耳を立てていた訳ではないのだが、聞こえてしまう見知らぬ女性二人の内輪話。 ふむふむ。4年ぶりの再会で、外食するのも久しぶり。 Aさんは、上の子供が大学受験に合格し...
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あかん。ひれ伏してしまう。

無条件降伏。 アタシは背の高い男性が好きだ。 見た目で人を判断するのは、下劣なことだと分かっているが。こればかりは、しょうがない。 本能?性(さが)?いや、もう、情熱に近いのだよ。 きっと、世の多くの男性が、巨乳女子に無条件で降伏する感じに...
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梅雨の日にパンツが消える。

断捨離。 「持たない暮らしが素敵だ」と、ミニマリストが云ったから。 だから、パンツを捨てたんだ。キミに憧れ、捨てたんだ。 だけど。洗濯できない。パンツがねえ。梅雨の日に、パンツが消えるんだ。 るるる。洗濯したけど、生乾き。これほど臭いモノは...
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赤信号は渡らない。

それでも赤信号を渡りますか? 爽やかな朝。車が全く走っていない小さな道路。 何かに急かされるように、赤信号を渡る大人たちがいる。 それぞれ事情や考えた方があるだろうし。信号さえ守っていれば、事故がなくなるとは思っていないけれど。 ねぇ、だけ...
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水曜の夜に。

折り返し地点。 平日勤務のアタシにとって、水曜日は、仕事のど真ん中。 疲れたな、明日はズル休みしちゃおうかな、なんて、邪(よこしま)な考えを抱くこともあるけれど。 はい、折り返し地点。週末まで、あと半分だ。 へなちょこ心と、萎えた身体で、よ...
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あらゆる食品が小さくなった。震えている。

騙された気分? 乳製品、菓子類、インスタント食品、調味料に至るまで、あらゆる食品が小さくなった。 一人。震えている。 勿論、多くの企業の自助努力も理解しているつもりだし、食品の値上げラッシュは受け入れている。 しかし。サイズや量を変え、値上...
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どなたか医療関係者の方、いらっしゃいますか?

アタシに出来ることは? 帰宅途中の地下鉄で。けたたましいサイレンと共に、突然、電車が止まる。 後方の車両から、緊迫した女性の声が響いてきた。 「どなたか医療関係者の方、いらっしゃいますか?!」 なんだ、なんだ、と振り返る乗客の中、静かに手を...
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昔の人。

新人女子の感想。 社内に、結婚30周年の人がいる。彼は、結婚当時、苗字を変え、婿養子に入ったそうだ。 古い価値観が溢れていた時代。なかなか勇気のいる選択だったかもしれないな。 でも、素敵だな。奥様の幸せを最優先したのだろうか?愛が一杯なんだ...
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宵の明星。

金星。 日の入り後。西の空高く、圧倒的な明るさで輝いている星がある。金星(宵の明星)である。 あんな風になりたかったな。あんな風に輝きたかったな。 自分の人生を振り返り。何者にもなれていないことを寂しく思う。 だけど。何者かになれないと、人...
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報われない日々。

報われない。 あの人が、ぽつり、呟いた。 「報われないな」 ふむ。どうやら、アタシだけじゃないらしい。「報われない」と感じている人、結構、多いんだな。 努力の仕方が間違っているの?見返りを期待し過ぎているの? ううん。キミの努力が足りていな...