透明人間。

なんでもない日常
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会話泥棒。


一人で、ランチをしていたら。
隣席の話が、耳に飛び込んできた。


聞き耳を立てていた訳ではないのだが、
聞こえてしまう見知らぬ女性二人の内輪話。


ふむふむ。
4年ぶりの再会で、外食するのも久しぶり。


Aさんは、
上の子供が大学受験に合格し、
下の子は、中学部活のサッカーにのめり込んでいる。


Bさんは、
息子は、地方の大学の寮暮らし。
旦那の父親が入院し、お世話が大変と、お疲れ気味。


二人のお喋りは止まらない。
アタシは、知らない家庭の事情を、何故か、詳しくなっていく。


だけど、互いの興味はないのかな?
家族の話は出てくるけれど、
肝心のお二人自身の話は、全く出てこない。





アタシは、チラと横目で二人を盗み見る。


この女性たちは、
一体、何の仕事をして、
どんな趣味を持ち、
どんな人生を過ごしているのだろう?


子供たちの顔は、想像できるけれど、
本人たちの顔は、輪郭さえ掴めない。


















この人たち。


なんだか、透明人間みたいだな。


本日のまこメシ。


父の日は、


何故か、影が薄い。


【父のために買った日本酒。殆どアタシが呑むの実家メシの晩酌のまこメシ。】
・お刺身
・茶碗蒸し(市販)
・カツ丼
・大根の漬物
・枝豆
・スイカ
・日本酒(冷酒)



先日、久しぶりに友人に会った。


結婚している友人は、
子供の話、親の話で、終始盛り上がっていた。


子供は自分の分身で、
その成長が、自分の人生の比重を大きく占めているのだろう。


彼女たちにとって、
家族は宝物だということがよくわかる。





だけど。
アタシは、独身なので。


輝かしい子供の話は提供できず、
ただ、うんうんと小さく頷いていただけだ。



















透明人間は、





















アタシの方だった。

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