長生き。

なんでもない日常
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長生き。


小学校の頃。
近所に住んでいた、一つ上の優しいお兄ちゃんが、事故で死んだ。


友達が泣いた。
お母さんたちも泣いた。
皆、皆、いっぱい泣いた。


何故だろう?
幼いアタシは、
「ズルいよ。愛されたまま消えちゃうなんて」と思ったんだ。


だけど。
最近、ふと思う。


キミだって。
もっともっと長生きしてさ。


悩んだり、悲しんだり、憂いたり。
色んな感情を知りたかった筈だ。


愛されるだけじゃなく、
深く誰かを愛してみたかったよね?


ねぇ。
キミに比べると、アタシは、随分、長生きしちゃったよ。
お陰で、色んな「想い」に触れることが出来たけど。




「ズルいよ」

隣で、キミが笑ったような気がする。


うん。
やっぱり、その笑顔が好き。


そうだよ、多分。


キミがアタシの初恋なんだ。



本日のまこメシ。


身体に良さそうなお弁当で。


もっと、長生きしてやる。


【ありゃりゃ、外食より高いぞのランチのまこメシ。】
和食屋の総菜「えん」
・おとなののり弁
・アボカド/トマト/オクラのなめこ醤油
・緑茶




そうだね。

アタシがキミのことを覚えている限り、
キミも長生きしているような気がするんだ。


忘れないよ。

綺麗ごとかもしれないけれど、
アタシがキミの分も、元気に生きるからさ。





キミは、アタシの中にいるからさ。


まだまだ共に、生きたいんだ。


一緒に、生きていきたいんだ。

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