誰の味方なの?
昔、恋人の愚痴を聞いていた時の話。
彼の状況も手に取るように分かり、
気の毒だと思い、最初は、うんうんと聞いていたのだが。
つい、偉そうに、
「相手の気持ちも分かる」と彼ではなく相手を弁護するような発言や、
「それは、こうすべきだよ」みたいな正論を云っちゃったことがあるんだ。
今、思うと、彼は、悪口を云いたかったわけではなく、
ただ話を聞いて欲しかっただけなんだよね。
それなのに、アタシは、彼の気持ちに寄り添うこともせず、
ただ、「良い子のアタシ」を彼に見せたかったんだろうな。
案の定。
彼は、哀しそうな目をして、こう云ったんだ。
「キミのいうことは正しい」
「だけど、誰の味方なの?」
今ならば、よく分かる。
誰かが、自分以上に、自分のことで怒ってくれると、嬉しいよね。
ごめんね。

本日のまこメシ。
「あんたは悪くない。あんなヤツ、豆腐の角に頭ぶつけて、どばどば、血、噴き出してしまえばいい!」と一緒に怒ったら。
泣き笑いしながら喜んでいた友人がいた。
【一緒に怒って欲しいのよんの本日のまこメシ。】
・塩ラーメン
・卯の花
・オレンジ
・豆乳

アタシだって、聞いて欲しいだけの時もある。
これは、しょうがないって思う事だってあるし。
本当は、自分だって悪かったと分かっていることもあるさ。
だけど、ちょっと愚痴を云いたいだけなんだ。
聞いて欲しいだけなんだ。
だけど、そんな時に。
その怒りや哀しみを最初から咎(とが)められてしまうと、本当に苦しいもんな。
逆に、誰かが一緒に怒ってくれるだけで、スッと心が晴れることもある。
笑顔に戻れる時もあるんだ。
アタシの全てを肯定してくれ、という話じゃない。
愛情を持って、叱ってくれることだって、凄く、凄く、有難い。
だけど。
その理不尽さに、ココロが折れそうになった時には。
自分以上に、自分のことで怒ってくれる人がいると、嬉しいんだ。
救われるんだ。
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