決めつけないでくれたまえ。

なんでもない日常
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一人暮らし。


ある日、地元(北関東)で暮らすアタシの友人が、
キラキラした瞳で、アタシにこう云った。


「まこは、裸族(らぞく)だよね」


へ?
何故、そう思うのだ?






東京で一人暮らしの人間は、
全員、服を着ずに生活していると思っているのか?


それとも、
僅かに香るアタシの変態臭がそう思わせたのか?


しかも、彼女の言葉は、
「裸族なの?」とか、
「裸族っぽいね」という疑問形の類(たぐい)ではない。


「裸族だよね」
断定であった。








いやん。
見たのか?


それとも、
我が家は、ヌーディスト・ビーチだと思っているのか?


いや。
聡明な彼女のことだ。


いつの間にか、歴史や民族の研究をし、
アタシのことを、バタマリバ人やヒンバ族(生涯を通じて裸で生活する民族)と結論付けたのかもしれない。




だとしたら、申し訳ない。


アタシは、バタマリバ人やヒンバ族でもない。


キミと同じ北関東人なのだよ。





そんなアタシを「裸族」と疑わず、
キラキラした瞳で、見つめてくる友人に、


なんだか申し訳ない気持ちになり、
謝りながら、答えてしまった。




「ごめん。アタシ、裸族じゃないんだ」




















決めつけないでくれたまえ。



本日のまこメシ。


見た目はイマイチなのに。


べら棒に旨いスープ。


【見た目じゃないのよの極上のランチのまこメシ。】
『メゾンカイザー』
・本日のスープセット
 (肉入りミネストローネ/パンの盛り合わせ/アイスコーヒー)





裸族くらいなら、
快く受け入れるけれど(笑)。


早合点。
先入観。
思い込み。
上から目線。


「キミはこうに決まっている」と決めつけられるのは、
あまり良い気分ではないのだよ。


あなたは、アタシをどこまで知っているの?
あなたが、本当に正しいの?


自分の考え方に疑問を感じない。
あなたこそ、想像力が乏しくないか?








そして、
自分で自分の未来を決めつけるのも、よくないんだ。







大丈夫。


まだ、頑張れる。

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