アタシは、こうだと信じている。

なんでもない日常
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変身。


アタシは、よく、知らない人から会釈をされる。
声を掛けられるわけではなく、あくまでも「会釈」だけ。


誰だっけ?


アタシがその人のことを忘れちまっているだけなのか?
あるいは、アタシがその人の知り合いに「似ている」だけかもしれないな。


そう云えば、高校生の頃、地元で有名な「女番長さん」とよく間違われた。
駅前を制服で歩いていたら、いわゆるチンピラさん達から、
「姐(ねえ)さん。お疲れ様です!」と傅(かしづ)かれたこともあるぞ。


自分の口から云うのも恥ずかしいが、
その頃のアタシは品行方正、マジメに生きていたつもりだ。


だから、本当に似ているのか?と懐疑的だ。
それに、アタシはその女番長さんを一度も見たこともないのだぞ。


たまたま両者を知るバイト仲間に云わせると、
雰囲気は全く異なるが、顔・髪型・体系・声までそっくりで、
初めて会った時には、同一人物と思ったらしい。


『ヤヌスの鏡』。
普段は真面目な高校生が、己が知らない間だけ不良少女に変貌してしまう物語みたいだな。


まぁ、凡庸なアタシが、
そんな主人公みたいな人生を送っているとは思えないので。


今でも、知らない人から会釈をされる理由は、
アタシはこうだと信じている。























アタシは、どこかの秘密結社のリーダーに似ている。


本日のまこメシ。


秘密結社の皆さん。


偽物に気をつけて。


【本物のリーダーも普通のカレーを食べるかしらの本日のまこメシ。】
・普通のカレー
・無花果のサラダ
・スイカ
・ルイボスティー





人は、誰もが心の奥底に「変身願望」を持つと云われている。


そりゃあ、今と全く異なる自分になってみたいし、
たまには、自分から逃げ出したいこともあるしな。


だけど。
戦隊ヒーローみたいに、「変身!」なんて都合よくいかないからさ。


結局、アタシに出来ることといったら、
安っぽいコスプレか、
「自分が憧れる未来の自分」に変身できるよう努力するしかないんだ。



だから、本当に都合の良い話だけれど。
アタシは、こうだと信じるようにしている。


アタシとすれ違いざまに会釈していく人達は、

なぜか、未来のアタシのことを知っていて、

アタシは、自分が憧れる未来の自分に、

いつか「変身」出来ている、と。

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