東京は空が狭い?

なんでもない日常
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空を買いたい。


東京は、空が狭い。


いや。
ホントは、平等に広がっているのだけれどな。


実に、哀しいが、殆ど見えないんだ。




どこを歩いていても、高層ビルが立ち並び、
猫の額(ひたい)ほどしかない空が、辛うじて存在しているだけだ。


毎日、地下鉄で移動し、
窓のないショッピングモールで買い物や食事も済んでしまう。


夜遅くまで仕事に追われれば、
家の窓を押し開くこともない。


開いたとて、見えるのは空ではない。
隣の家のオジさんだ。(オジさんview)





嗚呼、広い空が見たい。
オジさんではなく、澄んだ空が。


両手を広げ、癒されてみたいのだよ。
オジさんにではなく、勿論、空の方にだ。



タワーマンションでも買えば、広い空が見えるのか?

ならば、空と一緒にタワマンを買おうじゃないか。

東京23区内で、一体、いくらするんだね?




















1億~2億は当たり前。


「中古」ですらだ。














え?


本日のまこメシ。


一生、飲まず食わずで働いても。


無理。


【日本橋の空が大泣きしているのランチのまこメシ。】
小洞天・日本橋本店(2024.7.31閉店)
さよなら、そして、ありがとう。
・担々麺セット(担々麺+シュウマイ2個) 1,470円



思いがけず、東京で広い空に出逢うと、
ずっと忘れていた大切な「何か」を、ふと思い出しそうになる。


それは、どこかに置き忘れた宝物のことかもしれないし、
昔、誰かと交わした淡い約束なのかもしれない。


子供の頃にみた夢だろうか?
大人になって描いた夢だろうか?




東京は、空が狭い?


いや。ホントは、平等に広がっているんだ。


そう。それは、本当は、そこにあるんだ。


ただ、見えなかっただけ?


気付かなかっただけかもしれないし。


見ようとしなかったのかもしれない。





ほら。
手を伸ばせば、掴めそうだよ。


誰にでも、空は、無限に広がっているのだから。

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