未来への不安。
父が認知症と診断されてから、2年と10カ月が経過した。
症状の出方は人それぞれと聞いてはいたが、
今のところ、穏やかな日々が続いている。
言葉が出にくくなったり、
スマホの取り扱いは難しくなったみたいだが、
適度な運動は続けているし、
食欲も旺盛で、いつもの調子で話は出来ている。
周囲の協力を得ながら、
今でも、一人暮らしを続けているよ。
それでも。
心のどこかでは、ずっと小さな不安が座っているんだ。
これからどうなるのだろう?
何が変わっていくのだろう?
アタシたちは、ちゃんと受け止められるのだろうか?
この家はどうなるのだろうか?
アタシは仕事を辞めて実家に戻らなければならないのだろうか?
だいいち、アタシに介護なんて出来るのだろうか?
まだ来ていない未来なのに、
考えるだけで少し息が詰まりそうな夜もある。
けれど、今日が静かで穏やかであることは、決して当たり前のことではなくて、とても大切な贈り物だということも分かっている。
先のことは分からないからこそ、
事前の準備を怠ってはいけない。
だけど、まだ起きていない悲しみを、
ぜんぶ背負おうとしなくてもいいのかな。
今は、父と一緒の時間を大切に楽しもう。

本日のまこメシ。
お盆。
実家に帰省。
【父と語らう晩酌は愉しいの本日の晩酌のまこメシ。】
・刺身の盛り合わせ
・唐揚げ
・小松菜のお浸し
・野菜たっぷりミネストローネスープ
・海苔巻き
・日本酒

いつものように笑う顔。
何気ないひと言。
変わらないように見える仕草のひとつひとつが、
今は前よりも大切に思える。
このままでいて欲しい。
出来るだけ長く、今の父でいて欲しい。
あたり前だった時間に、
今はそっと祈りが混じる。
それでも今日は今日で、父がここにいて、笑ってくれるなら、
それだけで十分だと思いたい。
先の心配を消すことは出来なくても、
今を大事にすることは出来るのだから。

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