認知症

父の認知症が始まった。#17

コミュニケーションの大切さ。 昨年の10月に父の認知症が発覚してから、約半年が経過した。今のところ、父の様子に変わりはない。 いや、むしろ、半年前より、調子が良さそうに見えるぞ。特に、言葉が、以前よりスムーズに出るようになったんだ。 主治医...

父の認知症が始まった。#16

どうする? 家と土地。 一人暮らしの父の認知症が発覚し、「実家の家と土地はどうするのか」と家族会議を始めたアタシたち。 そんな矢先。2024年4月1日から、「相続登記の義務化」が始まると聞いたんだ。 そうぞくとーきのぎむか?何やねん? よし...

父の認知症が始まった。#15

終の棲家(ついのすみか)。 ある日、姉から唐突に聞かれた。 「いずれは、実家に帰ってくるの? この家に住むの?」 う! 痛い。自分の中でも、先延ばしにしていたことを、ド直球で質問されたのだ。 父が、姉の隣で、じっと息を殺して、アタシの答えを...

父の認知症が始まった。#14

高級ふとん。 ヤラれた。騙された。 少し前の話だが。父が布団を売りつけられたんだ。 突然、「布団を見せてほしい」と男性二人が訪問し、「汚れているし体に悪いので新しく購入したほうがいい」としつこく勧めてきたという。 最初は、50万と云われ、断...

父の認知症が始まった。#13

新薬。 認知症は、もはや「国民病」と云っていいくらい身近な存在なのに、知らないことばかりである。 認知症って、大きく分けると、下記の4種類に分類されるそうだ。・アルツハイマー型認知症・血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症 その...

父の認知症が始まった。#12

父の気持ち。 2月からデイサービスを開始した。週に1度、お迎えのミニバスに乗り、施設を訪問するのである。 「お昼が出るのはありがたい」 「5~6時間、施設にいなきゃいけないのは長い。手持ち無沙汰だな」 本人としては、良い点も悪い点もあり、と...

父の認知症が始まった。#11

ケアマネジャー。 要支援1の認定が下されてから、間もなくして、姉からラインが入った。 「こんにちは。お父さんのケアマネジャーさんが決まったのでお知らせします」 「〇〇〇〇さんという方で、これから父の状態が悪くなっていった場合、ずっとお世話に...

父の認知症が始まった。#10

認定結果。 認定結果が通知されてきた。 要支援1。 「介護」までは必要ないが、「支援」は必要とのことである。(認定区分の詳細は、「父の認知症が始まった。#9」を参照) 「介護」ではなく「支援」という言葉に、父も、自分なりに納得したようだ。 ...

父の認知症が始まった。#9

申請? 認定調査? 次から次へと色々あるな。 父が「認知症」と診断されてからの姉の行動は早かった。病院の診断書を手に、地域の福祉相談窓口へと走ったのだ。 認知症は、症状が進むと、いずれ介護が必要になる。また、今できることをして、少しでも進行...

父の認知症が始まった。#8

高齢者の約5人に1人が認知症に? 「認知症です」 父の精密検査後、主治医から、はっきりとそう宣告された。 検査前に感じていた「もしかしたら、何かの間違いかも」という一縷の望みは、あっけなく打ち砕かれてしまった。 父の場合、薬での治療は難しい...