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第52柱 私のおじさん神様『おばあちゃんと神様の健康法』

おばあちゃんの健康法。 昔、昔。アタシがまだ幼少の頃のことだ。 近所に住む父方の祖母が、よく云っていた。「靴下を履いて寝るな。死ぬぞ!」『死ぬ』というのは、ちょっこり、言い過ぎかもしれないが。 とても暑い地域で生まれ育ったアタシは。靴下を履...
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第51柱 私のあねご神様 『浮気の定義』

浮気したこと、ありますか? 「浮気したこと、ありますか?」 最近、結婚したばかりの20代の女性が、職場の既婚男性4名に詰め寄っている。少し飲み過ぎたのかな?それとも、旦那さんと何かあったのだろうか? コロナ前の話だが。この日、会社の飲み会で...
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第50柱 私のあねご神様 『あしながおじさんの女房』

あしながおじさん。 以前、会社に、どんな女性にも分け隔てなく優しく接するオジ様がいた。 ちょっと怖いお局様の女性にも。失敗ばかりの新人の女性にも。元気一杯のヤクルト・レディにも。 勿論、まこにも食事をご馳走してくれたり。誕生日には、花束やお...
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第49柱 『男の事情』

運命の女。 「男は結婚した後に、運命の女に出逢うものなんだ」 少し芝居かかった声で、50代・Aさんが語り出す。周囲の男性陣が、皆、一様に「うん、うん」と頷いているのが、やけに可笑しい。 今日は、会社の飲み会で、6名中5名が既婚男性、女性はア...
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第48柱 『女の事情』

漏れてますよ。 「彼、もしかして、妻子持ち?」 直球勝負で聞いてみる。素直な瑠璃子には、変な小細工は不要だ。 すると。「能面」だった瑠璃子の顔がするすると赤くなり、「人の顔」に変わる。そして、大きく目を見開き、怒ったようにアタシに問い質(た...
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第47柱 『心の声』

心の声。 「奥さんだけならね、アタシ、絶対、負けないと思うんだ」「でも、子供がまだ小さいみたいで。それが、ちょっとね」 瑠璃子の突然の告白に、何と答えていいのか解らず、躊躇(とまど)っていた。 すると。まただ。空間が更に歪む。そして、今度は...
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第46柱 『秘めごと』

女子会。 「違う、違う! 全然、そんなんじゃないよー」 身体の前で、大げさに両手を振り、おどけてみせる瑠璃子。 こりゃぁ、間違いない。否定すれば、するほど。その男性(ひと)の事、絶対、好きだよね?(ニヤリ) 瑠璃子は、昔の同僚で、彼女が転職...
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第45柱 『黒いオーラ』

パソコンから黒いオーラが! おはよーございまーす!今日も、一日、頑張りまっす。元気一杯、出勤したつもりが。自身のパソコンに近づいた途端、一瞬、たじろいでしまう。パソコンから、黒くて邪悪なオーラが放たれていたからだ。オーラは「人」から放たれる...
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第44柱 私のあねご神様『ALIVE or DEAD』

サバイバル。 「ほら。どんどん呑みなさい」 口をつけたばかりのまこのグラスに、更に、ワインを流し込む花子先輩。呑ませ上手、注(つ)ぎ上手。自身もぐいぐいと呑み進めながら、何だか凄く嬉しそうだ。 花子先輩がご機嫌なのは、何よりなのだが……。 ...
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第43柱 私のあねご神様『一匹狼』

一匹狼。 「いつまでランチしてんの? 他の人が出かけられないでしょ!」 ほーーーい。スミマセンでしたぁ。 女帝・花子先輩に一喝され、ランチから戻った女性陣たちが、散り散りに逃げ惑っている。仁王立ちの花子先輩。よく見る光景だ。 花子先輩は、長...