第51柱 私のあねご神様 『浮気の定義』

スピリチュアル
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浮気したこと、ありますか?

「浮気したこと、ありますか?」

最近、結婚したばかりの20代の女性が、職場の既婚男性4名に詰め寄っている。
少し飲み過ぎたのかな?
それとも、旦那さんと何かあったのだろうか?


コロナ前の話だが。
この日、会社の飲み会で、男性4名、女性6名の総勢10名で、老舗のおでん屋さんに来ていた。
半世紀以上守り抜いた継ぎ足しの秘伝出汁(だし)も気になるが。
「浮気したこと、ありますか?」の直球質問に、つい耳を欹(そばだ)ててしまう。



既婚男性4名の中の一人。
女性にモテモテのあしながさんは、いとも簡単に云ってのけた。
あしながさんについては、第50柱 私のあねご神様『あしながおじさんの女房』を参照)

「浮気? ない、ない。そんなのしたことないよ」

むしろ、大人の余裕である。



続いて、女性蔑視で有名な男性Kさん。
少し遠くを見るようにして目を細めてから、曖昧に答えた。

「一人。イヤ……、二人だな」


Kさんが浮気をしたことがあろうが、なかろうが。
興味は全くないのだが。


最初はカウントされなかった「Kさんの二人目の浮気人」が気になる。

Kさんの記憶から忘れ去られた「浮気人」だったのだろうか?
それとも、Kさんの脳内で、かろうじて「浮気認定」された結果、追加されたのであろうか?

謎である。


どこからが浮気?

そもそも、浮気の基準はどこからだろうか?


二人きりで食事、手を繋ぐ、キスなどの「行動(身体)」基準か?

あるいは、会いたい、大切、特別などの「気持ち(心)」基準なのか?



いや、どっちもでしょ?!

どちらかを重視するなんて、有り得ないのだ。
心も身体も、両方、大切なモノなのだから。


「どこからが浮気?」の判定は、勿論、人それぞれ。
議論しても、答えは人の数だけあるだろう。

だけど、これだけは云える。
分かっていながら誰かを傷つける行為は、最低だ。
自分がされてイヤな事は、人にしないに限る。






でも、それが人間なんでしょ?」

あねご神様が、しんみりと告げた。

「棘(とげ)を探すくせに、道端の花に気づかないのよ」



ちなみに、浮気をスピリチュアル的な視点でみると。
人間の行動には、全て、意味があり。

前世からの因縁が絡んでいたり。
魂の学習の意味合いもあるのだが。

単純に、抑えられない性衝動(リビドー)の場合も多いので。



その時は。


傷つけてしまう誰かの顔が思い浮かんだら。

皆さん、自制しましょうね。

つづく

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