なんでもない日常

なんでもない日常

善か、悪か?

隣の善意。最近、オープンした近所の雑貨屋さん。いつ見ても、閑古鳥が鳴いている。最近の猛暑をうけてか、店の前に、無料のウォーターサーバーを置き始めたんだ。「毎日、暑いですね。ご自由にお飲みください」プチ観光地にもなっているこの土地で、道行く人...
なんでもない日常

覚悟を決めて、マスクを外した。

顔をさらす準備、出来てる?最近、覚悟を決めて、マスクを外した。通勤電車も、お店の入店時も。こんな顔をさらすなんて、破廉恥行為に近いのだが。仕方がないんだ、ムレムレなんだ。だからこそ、この日のために、準備をしてきた。化粧水は、念入りに。少し明...
なんでもない日常

朝メシを抜くようになってから、異常に太った。怯えている。

実験。半年ほど前から、朝食を抜くようになった。加齢のせいか。ストレスのせいか。朝、食べ物を口にすると、「うっ」という感じになっちまったからである。昔は、朝からカツカレーがいけたのにと、寂しい気持ちで一杯なのだが。だけど、朝食を食べないと、そ...
なんでもない日常

東京は早すぎて。

夏のセール。毎年、思うのだが、東京の夏のセールは、鬼のように早い。早い処では、6月末から始まっていたぞ。本当にいいのか?夏はこれからが本番だぜ。今夏に着られる洋服を、既に、セール価格で購入できるのは、とても有難いのだが。毎年、セールが早く始...
なんでもない日常

ハズレ。

痛い。違うんだ。悪いのはアタシの方なんだ。勝手に、キミに憧れていたんだ。ため息が出るほど、美しかったから。高望みだって知っていたよ。自分には不釣り合いだってことも。だけど、どうしてもキミと歩いてみたかったんだ。自分のモノにしたかったんだ。思...
なんでもない日常

優秀な人ばかりが勝つわけではない。

勝負。「優秀すぎないから、オマエを選んだんだ」これ。昔、アタシが幾多のライバルを出し抜き、某・巨匠の映画制作会社に就職した時に云われた、クソみたいな理由である。優秀すぎる人は使いにくい。だから、オマエがちょうどいいんだ、と。失敬な。だけど、...
なんでもない日常

洗濯日和。

何を洗う?野蛮な日差しが降り注ぐ。今日も、洗濯日和になりそうだ。夏用のシーツを洗ってさ、大きく広げて干してみた。夜は、友人と出かけよう。暑い、暑いとビールを煽(あお)り、久しぶりの談義に花を咲かせる。いっぱい、呑んで、いっぱい、笑って、愉し...
なんでもない日常

イライラしてもしょうがない。わかってる。

ドア地蔵。以前の満員電車とまではいかないが。日常の通勤風景が戻ってきた。そして、ほら、今日もいるよ。電車のドア付近で、全力で自分のポジションを守っているヤツが。右側に「ドア地蔵」。左側に「ドア大仏」。ははん。人の迷惑を想像できず、気の利かな...
なんでもない日常

ぞろ目な人々。

偽セレブ。会社のお中元・お歳暮の手続きは、日本橋・髙島屋に出向くことに決めている。お行儀の良い店員さんに傅(かし)ずかれ、なんとも優雅で上流階級気分を味わえるからだ。ふっ。年に2回の偽セレブである。しっかし。平日の午前中だというのに、髙島屋...
なんでもない日常

夕焼け。

夕焼け。昔、東京で一人暮らしを始めたばかりのアタシの部屋に、突然、父が訪ねてきたことがある。「オマエの家の近所を観光したい」さて、どうしよう?何処へ連れていこう?父の趣味は、マラソンや山歩きだ。人混みは嫌いで、行列には並べない性分である。迷...