「繋ぎ」と「繋ぐ」
アタシは、「繋(つな)ぎ」という言葉が嫌いだ。
繋ぎの仕事。
繋ぎの恋人。
場繋ぎ。
時間繋ぎ。
「本命」が現れるまでの、時間潰しみたい。
「繋ぎ」には、そんな侮蔑(ぶべつ)の意味が込められているような気がしてならない。
だけど、「繋(つな)ぐ」になると、途端に素敵に感じてしまう。
繋ぐ人。
繋ぐ仕事。
手を繋ぐ。
ココロを繋ぐ。
離れているモノを結び付ける感じが、たまらないよな。
それなのに。
先日、美容院に行った際に、
嫌いなはずの言葉を、つい、口にしちまったんだ。
「今回は、毛先だけカットしてください」
「繋ぎでいいです」
言葉を発してしまってから、ハッとした。
いつだって真剣勝負で向き合ってくれる美容師さんに、
イヤな言葉をぶつけてしまったな。
「あー、ごめんなさい! 繋ぎなんかじゃないですよね」
必死に謝るアタシに、
美容師さんは、何か察したような表情をしてから、笑顔でこう云ってくれた。
「では今回は「繋ぎ」じゃなくて、次への「準備」をしましょう」
いい人。
本日のまこメシ。
枝豆もそろそろ終わりかなと思うと。
アタシの夏も終わる。
【秋はどこへ行った?の晩酌のまこメシ。】
・ちくわの天ぷら
・枝豆
・キムチ冷奴
・日本酒(冷酒)
言葉の選択って、本当に大事。
ちょっとした違いで、
誰かを不快な気持ちにも、
優しい気持ちにもさせるもんな。
そう。
先日、あの人が、
アタシの手をじっと見つめて、
ニコニコとこう云った。
「わぁ、可愛い手してるね」
「お饅頭じゅうみたい!」
えんじょーーーー(炎上)!
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