スピリチュアル 第33柱 私のもこり神様『経理の慶子さん』 経理の慶子さん。 慶子さん(仮名)は、元・会計事務所勤務の経理のプロである。結婚・出産後、ガガさんにスカウトされ、この映画制作会社で働いているそうだ。 色白、ふくよかで、優しい喋り方。どことなく女優の松坂慶子さんに似ている。(なので、このブ... 2021.11.04 スピリチュアル
スピリチュアル 第32柱 私のもこり神様『カニと監督』 カニと監督。 「カニ・チャーハンが食べたい」 ほーら、始まった。監督お得意の「ワガママちゃん」の発動だ。 今日の昼食は、駅前の中華飯店から出前をとる予定だ。メニューに「エビ」チャーハンはあるが、「カニ」チャーハンは存在しない。監督、ここは一... 2021.11.02 スピリチュアル
スピリチュアル 第31柱 私のもこり神様『探偵物語』 探偵物語。 「いいか、絶対、監督から目を離すなよ」 聞いたよ、ガガさん。もう、100回、聞いた。 映画制作会社に入社してから、半年が過ぎた。まこの仕事は、事務職とは名ばかりの雑用係である。毎日出勤する監督の食事の手配や、プロデューサー・ガガ... 2021.10.31 スピリチュアル
スピリチュアル 第30柱 私のもこり神様『男とか、女とか』 男とか、女とか。 まこの務める映画制作会社の代表は「スケベじじぃ」いや「監督」が務めているが、実際に事務所を切り盛りしているのはプロデューサーのガガさんである。(ガガさんの容姿等については、第24柱 私のもこり神様『プロデューサー・ガガ。』... 2021.10.29 スピリチュアル
スピリチュアル 第29柱 私のもこり神様『ゆけ!下僕道』 ゆけ!下僕道 「映画」を、そして「映画人」をもっと知りたい。まずは、まこの雇い主である「監督」の作品から観てみよう。 前にも記述したが、実は、監督は国内外の映画祭でも高く評価されるほどの大巨匠である。映画界に飛び込み50年、映画一筋の道を歩... 2021.10.27 スピリチュアル
スピリチュアル 第28柱 私のもこり神様『野蛮人、それは』 野蛮人、それは 年間365日、ガバチョを腰にぶら下げている、カメアシの亀くん(仮名)。ある日、アタシに懇願してきた。「スカートで、椅子の上に立ってくれ。そして、下から写真を撮らせてくれ」 ちなみに、ガバチョはガムテープ、カメアシはカメラマン... 2021.10.25 スピリチュアル
スピリチュアル 第27柱 私のもこり神様『皮、喰う人々。』 皮、喰う人々。 一般企業から映画制作会社へ。初めての経験は、「見るもの」「聞くもの」だけではない。映画界で働く「人々」もまた、人生で初めて出会う、珍しい輩(やから)ばかりである。 朝、事務所に出社すると、床に直接、ゴロンと寝転がっている見知... 2021.10.23 スピリチュアル
スピリチュアル 第26柱 私のもこり神様『ケツカッチン。』 ケツカッチン。 映画制作会社(プロダクション)でのお仕事は、見るもの、聞くもの、全てが初めてばかりだった。 特に、業界用語は独特だ。その日、最初に会った人への挨拶は、朝晩に関係なく『おはようございます』を使う。『とらはとっぱらいで』と云った... 2021.10.21 スピリチュアル
スピリチュアル 第25柱 私のおじさん神様『お茶入れ名人』 下僕のお仕事。 映画の世界は、プロの集団で成り立っている。監督、カメラマン、編集、スクリプター、俳優など、全ての職種に於いて、唯一無二のプロフェッショナル達で構成されている。 アタシはと云うと。今まではオフィスに勤め、事務系の仕事をしてきた... 2021.10.19 スピリチュアル
スピリチュアル 第24柱 私のもこり神様『プロデューサー・ガガ。』 プロデューサー・ガガ。 饐(す)えた臭いの地下室で、一人、立ち尽くす。出勤1日目の会社で、コバエの洗礼を受けたのは、初めてだ。 「いやぁ、わりぃ、わりぃ」 悪いとは微塵も思っていない足取りで、見覚えのある顔が近づいてきた。数日前に、アタシの... 2021.10.17 スピリチュアル