不思議体験

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第12柱 私の母さん神様『神様ルール』

神様ルール。 あれから、母は、丑三つ時(うしみつどき:午前2時)にパタリと現れなくなった。母の不在(死)に慣れぬまま、時を過ごしていたが。五十日祭(仏教でいう四十九日)を過ぎた頃、母は次なる「不思議」を運んできたんだ。ちょいちょい「夢枕に立...
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第11柱 私の母さん神様『丑三つ時に会いましょう②』

丑三つ時に会いましょう② それから毎晩。午前2時(丑三つ時)になると、死んだ筈の母が現れた。夢か現実かは、わからない。とろとろした浅い眠りに落ちていると、母が足元からやってきて、無言で横を通り過ぎるのだ。 1日目は、ただ「気配」だけだった。...
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第10柱 私の母さん神様『丑三つ時に会いましょう①』

丑三つ時に会いましょう① 母の葬儀を終えた日の夜のことだ。酷く疲れていて、身も心も硬直したまま、布団に入った。とりとめのないことばかり、浮かんでは消え、消えては浮かぶ。疲れているのに、眠れない。かと思うと、乱暴に、浅い眠りに引きずり込まれる...
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第9柱 私の母さん神様『母の死』

母の死 母が死んだ。とても暑い夏の日のことだった。 滑落死(かつらくし)。 こんな事が、家族の身に起こるなんて、予想だにしなかった。もう何年も前のことなのに、今でも心が震え、受け入れることが出来ないでいる。 その日、父と母は、初心者向けのハ...
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第8柱 私のおじさん神様『さよなら、おじさん神様。』

夏の終わり。 夏が終わろうとしていた。 その時、アタシは、20代の終わりを迎えていた。次々と結婚や出産を迎える友人たちの中で、一人、呑気に生きていた。強がりに聞こえるかもしれないが、焦りはない。が、少しづつ「自分の未来」が気になり始めるお年...
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第6柱 私のおじさん神様『残留思念』

残留思念。 「残留思念(ざんりゅうしねん)」とは、物や場所に残る強い思いのことだ。この場所、イヤな感じがするなと思ったら、沢山の供花が手向けられていることがある。悲しい事故や事件でもあったのか。並々ならぬ強い感情は、物や場所(土地)に留まり...
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第5柱 私のおじさん神様 『竜の顔』

竜の顔。 あれは20代前半。とある休日の昼下がり。父と母とアタシの3人で、レストランで食事をしていた時の話だ。光の差し込む大きな窓から外を眺めていると。20m先の歩道橋の上に、男が佇んでいるのが見えた。30歳くらいか。日曜の昼間だというのに...
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第4柱 私のおじさん神様『人生いろいろ。神様もいろいろ』

神様いろいろ。 アタシの「おじさん神様」のように。キミの周りにも「神様」のような存在はいるだろうか?例えば。既に亡くなってしまったが、自分をとても愛してくれた親族や恋人、ペットなど。今でも自分を慈しみ、守ってくれていると感じる事はないだろう...
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第3柱 私のおじさん神様『あんた、本当に神様?』

あんた、本当に神様? 最初にきっぱりと云っておくが。 私のおじさん神様は、たいした仕事をしない。宝くじを当ててくれるわけでもないし。イケメン彼氏との出会いを演出してくれるわけでもない。実に、呑気(のんき)な神様(指導霊)である。 二十代初め...
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第2柱 私のおじさん神様『おじさん神様、誕生』

おじさん、だーれ? 「おじさん神様」は、ある日、ひょっこりと現れた。 正確に言うと「現れた」のではなく、突然、アタシの中に「産まれた」感じだ。 それは、中学校に入学したばかりの頃だ。花も恥じらう12歳。(早生まれ)いや、恥がハジ着て歩いてい...