自分の居場所。
思い起こせば、アタシはいつも一人だった。
家族もいたし。
友人もいた。
大切に育てて貰ったし。
楽しい思い出もあるのにさ。
それでも、いつだって、自分だけが違う場所にいるような、そんな感覚が付きまとっていた。
沢山の感情を抱えながら、それを上手に伝えることが出来ないでいるアタシは、
鏡の中の自分と、よく話をしていたんだ。
そうして、自分の中の「静かな場所」で、
一人、生きてきた気がする。
だから、当然というべきか。
人生の岐路に立つたびに、アタシはいつも一人で決断をしてきた。
誰かに相談することはない。
するとしても「相談」ではなく、「事後報告」だ。
いつだって、他の選択肢を捨てて、たった一つを選びとることは、時には恐怖にも似た感情を伴ったけれど、
結果、その選択が「今のアタシ」へと導いてくれたのだ。
人から見たら、アタシの人生なんてつまらない代物だろうが。
自分で選んだ道は、愛着がわくし、そう悪くはないと思えるから不思議だ。
アタシは、いつも一人だったけれど。
それは、決して孤独ではなく、
「一人」がアタシの居場所なんだと思う。

本日のまこメシ。
一人の特権。
好きなモノを好きなだけ。
【一人で家呑みも悪くないの晩酌のまこメシ。】
・茄子とチーズとペンネ
・タコサラダ
・ドライ無花果(いちじく)
・赤ワイン

結局、今だって、アタシはいつも一人だ。
どこにいようと、
誰といようと、
少しだけ違和感を感じているし、
未(いま)だにアタシが生きている場所は、
アタシの中の「静かな場所」である。
ねぇ、教えて。
誰の中にも、「静かな場所」は存在するの?
もしも、あるとしたら、
一度、訪れてみたいんだ。
そして、いつか、きっと、
アタシの中の「静かな場所」にも、
誰かを招待したいと思うのだよ。

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