謎の日本語。
会社での話。
主に、50代以上の男性が使っている謎の言葉がある。
ホワイトボード(予定表)に、
頻繁に書き込まれている「寸」の文字。
寸外。
寸昼。
寸?
すん?
なんだ?
恐る恐る聞いてみると、
一寸は、「ちょっと」と読んで、僅かな時間を意味するそうだ。
寸外は、「一寸外出」を略して、ちょっと外出。
寸昼は、「一寸昼食」を略して、急いで昼メシ喰って帰ってくるよ、みたいな感じらしい。
まぁ、「なる早(なるべく早く)」と書くわけにもいかんし。
アタシが新人の頃は、「ASAP(アサップ)」(As Soon As Possibleの略(出来るだけ早く)だったけど、ここは日本だとも思うしな。
そう云えば、寸志(すんし)という言葉もある。
寸(少し)の志(こころざし)で、「心ばかりの贈り物」という意味である。
改めて、思うけれど。
やっぱ、日本語って面白いし、美しい。
アタシは、敢えて…。
「寸」が好き!

本日のまこメシ。
寸酒。
ちょっと一杯。
【金曜だし「心ばかりの自分へのご褒美」の意味の晩酌のまこメシ。】
・焼き鳥盛合せ
・九条ネギのだし巻き玉子
・ナスのわさび漬け
・日本酒(冷酒)

どうして人間だけが、これだけ複雑な言葉を使うのだろう?
「ニャー」や「ガオーッ!」
「好き」「嫌い」「ありがとう」「ごめんさない」だけじゃダメなのか?
アタシはね。
言葉って、人が深く理解し合うために生まれた「神器」だと思っている。
調和を保っていくために神様が与えてくれた道具のひとつなんだよ。
「醜い言葉」や「汚い言葉」も存在するのは、
容易に、人を傷つける言葉を吐かぬよう、
言葉は、暴力になるかもしれないことを悟るよう、
「それを知った上で、使わないようにするために」学ばせられていると思うんだ。
だから、アタシも、言葉を大切にして。
真剣に育てて。
優しい言葉と共に生きてゆきたい。
そう願うのだよ。
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