父の認知症が始まった。#37

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覚悟。


現在、父は、「要支援1」。
7段階ある要介護認定の中で、最も軽い状態である。


認知症と診断されてから約1年が経過したが、
今のところ、
車の運転を止めたことと、
週に1回、リハビリを兼ねてデイサービスに通っていること以外は、
これまでと変わらない生活を続けている。





先日、実家に帰って父と晩酌した際には、
ニュースを一緒に観ながら、政治や時世のことについて大いに語り合い、
いやいや、全く衰えを感じないように見受けられたが。


箸なんかは普通に使っていたけれどね、
少し右手に麻痺が出てきたように見えたんだ。




主治医の先生からは、ずっと、
「5年後はどうなるかわかりませんよ」と云われ続けている。


何だか、真綿で首を閉められている気分なんだ。




遠回しに、じわじわと。




少しづつ、少しづつ。


本日のまこメシ。


地味なりに。


上手い晩酌。


【ほっと一息の週末の晩酌のまこメシ。】
・アサリの酒蒸し
・小さなおにぎり2個(炊き込みご飯の残り物)
・タラの煮物
・さつま揚げ焼き
・ビール






ずっと前の話だが。
アタシの母は、ある日、突然、事故で亡くなった。
(詳細は、第9柱 私の母さん神様『母の死』を参照)


あまりにも急な話で、
家族を、突然、捥(も)ぎ取られる哀しみを知ったんだ。


あんな思いは、もうしたくないと思っていたけれど、
少しづつ変わっていく父を、見ていると、


これはこれで苦しい。
アタシは、最期まで、父を見届けられるだろうか。





正直云うと、今は、まだ、


何の覚悟も持っていないんだ。

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