大人になって分かること。

なんでもない日常
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そういうことだったのか。


昔、会社の先輩がよく呑みに連れていってくれた。
周囲からお局(つぼね)と恐れられていた花子先輩である。
(花子先輩については、第43柱 私のあねご神様『一匹狼』を参照)


料理の美味しい居酒屋。
立ち飲み酒場。
小洒落(こじゃれ)たバー。
花子先輩から、色んな店を教わったな。


そんな時、花子先輩は、いつも決まってアタシにメニューを渡し、こう云ってくれたんだ。

「任せる。好きなモノ、頼んでいいよ」


気を使ってくれているのだろうか?
信頼してくれているのだろうか?


いずれにしても、花子先輩から「メニュー係」を一任されるのが、
とても嬉しく、誇らしかったのを覚えている。





が。
最近になって、分かったのだが。


嗚呼、あれは。
アタシを信頼してくれていたわけではなかったんだな。


そういうことだったのか。
大人になって分かったよ。
















老眼。
















最近、アタシも、メニューが読めねぇ。


字、ちっちぇーんだよ。


本日のまこメシ。


お洒落な店は。


薄暗いので、特に注意。


【今宵は松坂屋のデリセットで晩酌のまこメシ。】
・『イーション』7種冷製デリセット
 ※これだけついて880円(税込み)
・キャベツしめじベーコンのペペロンチーノパスタ
・赤ワイン



大人になって分かること。


親の有難み。
恩師の教え。
友人の大切さ。
諸先輩の方々の「辛さ」と「凄さ」。


健康で毎日の食事を「美味しい」と思える幸せ。
蛇口を捻ればお湯が出て、ふかふかの布団で寝られる素晴らしさ。


太陽の光を浴びて、
月影に癒され、
美しい山や海を眺められること。


そして、
本当に大切なモノは、失ってから気付くこと。






幸せは、何でもない日常にこそ潜んでいる。
だからこそ、それを当たり前と思わないで、大切にしていかなければならないんだ。


大人になって分かること。


失ってから、泣き叫んだって、


もう遅いということ。


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