看取り。
アタシは、「チューブ」状の物は、最後はハサミで切り、中身を全て使い切るようにしている。
歯磨き粉、洗顔フォーム、にんにくチューブなど、何でも然(しか)りである。
先日も、残り少なくなったハンドクリームの「チューブ」をハサミで真っ二つに切り、
その一つを蓋に見立て、入れ子状態にしてカパッと合わせていたら、
これを見ていた同僚が、「わぁ。そんなことする人、初めて見た」と笑っていたんだ。
おいおい。
アタシにとっては、至極当たり前の日常である。
だいいち、これなら、中身が乾燥しちまうこともないし、地球にも優しい。
おススメだぞ。
アタシは、「チューブ」に限らず、
会社に残されていた住所変更「前」の封筒や、
度重なる値上げで今や誰も使わなくなった「94円切手」や、
賞味期限がわずかに切れたお茶っ葉など、
取り残された物を工夫して使い切ることに喜びを感じる。
節約家?
ケチ?
貧乏性?
いや、アタシは、これを「看取(みと)り」と呼んでいる。
最後まで立派に使い切って、役目を全うさせてあげたいんだ。
だからこそ、アタシはこうだと信じている。
大して運も良くないアタシだが。
明日、地球が滅びても、きっとアタシは生き残る気がするんだ。
それは、アタシが「看取り人」だから。
世界を見届ける役だから。

本日のまこメシ。
残り物でも。
立派に晩酌。
【余り物よ生き返れの今宵の晩酌のまこメシ。】
・厚揚げ焼き
・キムチ豆腐
・かまぼこ
・残り野菜のハリハリ小鍋
・日本酒(熱燗)

大して運も良くないアタシだが。
明日、地球が滅びても、きっとアタシは生き残る気がする。
それは、アタシが「看取り人」だから。
世界を見届ける役だから。
だからこそ、アタシはこうだと信じている。
世界に終わりなんかない、終わらせてはいけないと。
皆で大切にすればいい。
キミも大切にすればいい。
そうすれば、看取ってくれるのは、
きっと世界の方だと思うんだ。
最後まで立派に生き抜かせ、
役目を全うさせてくれると思うんだ。
そんな風に。
アタシは信じている。
(アタシは、こうだと信じている①は、こちらから)
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