父の認知症が始まった。#15

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終の棲家(ついのすみか)。


ある日、姉から唐突に聞かれた。

「いずれは、実家に帰ってくるの? この家に住むの?」


う! 痛い。
自分の中でも、先延ばしにしていたことを、ド直球で質問されたのだ。


父が、姉の隣で、
じっと息を殺して、アタシの答えを待っているのが分かる。


そりゃあ、そうだ。
母は既に亡くなっており、父は一人暮らし。
姉は、結婚して、実家を出ている。
認知症が発覚した父にとっても、大きな関心ごとに違いない。





アタシは、現在、独身、賃貸、東京で一人暮らしの身である。
近い将来、白馬の王子様が迎えに来てくれる予定も、トンとない。


今は仕事があり、都会で暮らしていけているが、
今後、収入源が絶えたときに、
狭いくせにバカ高い家賃を、このまま支払っていける自信はない。


今後、マンションを一括で買えるほどの潤沢な貯蓄もないのだから、
仕事がなくなった時には、全て強制終了に違いない。









この状況から導かれる答えは、たった一つ。


いずれ、アタシは北関東の実家に戻るしか道はないのであろう。














だけど。


姉の問いに、すぐに答えられずにいたんだ。














アタシは、


自分の終の棲家を、どこにしたいのだろう?

本日のまこメシ。


真面目な父の老後より。

ダメダメな自分の老後の方が、ずっと心配。


【週1のお弁当は続けている節約のランチのまこメシ。】
・親子丼弁当
・お茶






自分の「終活」と呼ぶには、まだ早いが。
何が起こるか分からない人生、
この選択により、終の棲家が決まる気がするんだ。


今、あるいは数年後でも、実家に帰る選択をしたならば、
もう二度と、東京で暮らすことは出来ないだろう。





どこで暮らすか?

どんな風に生きたいか?

どこで最期を迎えたいのか?

本当に、他人事ではない。




アタシの終活も、もう始まっているかもしれない。

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