認知症。
それは、突然の知らせだった。
「今日、お父さんと一緒に、病院の先生のお話を聞いてきました」
「認知症が始まったようです」
姉のLINEの文言は、とても静かで、
だからこそ、優しくもあり、恐怖すら感じた。
父は、現在、田舎で一人暮らし。
母は、随分前に、事故で亡くなっている。
姉もアタシも実家を離れ、それぞれの生活を営んでいるが、
つい最近、実家に帰った時だって、父は、あんなに元気そうだったじゃないか?
確かに、ここ数年は、固有名詞など忘れっぽくなってきたけれど、
そんなの、誰にでも覚えがあることだと思っていたよ。
それでもさ、
「いつかは」と、少しは覚悟していたつもりだ。
この時代、人間、長く生きれば、
そういう感じになることもあろうかと。
だけど。
実際、自分の親が「認知症が始まった」と告げられると、
震えが止まらないんだ。
イヤだ、イヤだ、イヤだー。
本日のまこメシ。
作る気力わかず。
焼きそばで済ます。
【元気を出すためにスイーツもつけてみたのだよの本日のまこメシ。】
・焼きそば
・梨
・杏仁スイーツ
・豆乳
実家の近くに住んでいる姉夫婦と相談し、
とにかく認知症の進行を遅らせるために、今、出来ることをしていこうと話し合った。
これから、どうなるのだろう?
不安ばかりが頭をよぎる。
もしかして、アタシ、
実家に戻って、介護しなくちゃならないの?
だけど。
一番、辛いのは、きっと、父本人だよね。
ごめんなさい。
アタシが震えている場合じゃない。
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