なんでもない日常

幸せ恐怖症。

幸せ恐怖症。久しぶりに仲間と集まり、楽しい宴を催した金曜日。そして、昼まで眠りを貪(むさぼ)れる土曜日の、なんと幸せなことよ!だけど、あまりの幸せが少し怖くなり。勝手に一人で反省会。幸せ恐怖症。幸せって、なんだか怖い……。幸せの次には、意地...
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第60柱 私のあねご神様『夢を追う人』

夢を追う人。映画に携わる会社で仕事をしていると。たくさんの「卵」たちが、アルバイトとして訪れる。監督の卵俳優の卵脚本家の卵などなど。彼らは、アルバイトをしながら、自主映画を制作したり、小さな舞台に出演したり、作品をコンクールに応募したりと、...
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第59柱 私のあねご神様『好きな人、嫌いな人』

映画祭。その頃。ある映画祭で、「日本映画の旧作」部門を担当する事となった。それまで、邦画の旧作を、殆ど観たことがなく。最初は、「え? クラシック映画のどこが良いの?」と思ったが。いやいや。日本映画が娯楽の頂点に君臨していた1950年代頃の作...
なんでもない日常

夏の初めは、カツカレー。

生命維持管理装置。アタシは、夏が嫌いだ。暑いし。ジメジメするし。そのせいで。夏も中盤に差し掛かると、いつも食欲が激減してしまう。だからなのか?夏の「始まり」は、いつもカツカレーが食べたくなる。おそらく、本格的な夏が始まる前に。アタシの生命維...
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第58柱 私の母さん神様『出逢い』

出逢い。その頃。映画界で2度目の転職を果たしてから、数年が経過していた。仕事量も多く、変わった人も多い業界だが、花子先輩やあしながさんなど同僚にも恵まれ、毎日が新鮮で、充実した日々を過ごしていた。(花子先輩は第43柱『一匹狼』、あしながさん...
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ストレスがないと、人はこんなに幸福を感じるものなのか?

嫌いな人。金曜日。大嫌いな上司が休み。これだけで、なんて幸福な一日なんだ。本当は、自分がこんな考えの人間になりたくはなかったが。嫌いな人なんて一人もいないよ、という生き方がしたかったが。でも、これが、正直な気持ち。どんなに頑張っても、合わな...
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男鰥(おとこやもめ)のお楽しみ。

男鰥(おとこやもめ)のお楽しみ。父の日だったので。週末は、北関東の実家へと帰省した。母が亡くなってから、約20年。「まこ父」は、今も、男鰥(おとこやもめ)の一人暮らしである。最初は、なーんにも出来なかった「まこ父」だが。今では。四角い部屋を...
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第57柱 となりのお不動様『凄い霊能者③』

母の願い。「今のところない」お不動様が、シラと告げる。「して欲しいことは、特にない、と云っている」 え? そんな。お母さん!私にして欲しいこと。なにか、あるでしょ???例えば……。少し考え込んでから。心の奥に引っかかっていたあの質問を。思い...
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第56柱 となりのお不動様『凄い霊能者②』

何が視えているの?となりの里のお不動様は。とにかく、摩訶不思議なり。過去も未来も視えているのか?あるいは、人の心が読めるのか?どうあがいても、本人以外、知り得ないことも。お不動様は、はっきりと捉えてているようだ。最初に、まこが尋ねた質問はこ...
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第55柱 となりのお不動様『凄い霊能者①』

霊能者に会いに。昔、北関東のある里で。凄い霊能者に出逢ったことがある。人呼んで「お不動様(おふどうさま)」。となりの里に住む、霊媒師を生業(なりわい)にする方である。それは、突然、母を事故で亡くした頃のことだ。(詳しくは、第9柱 私の母さん...