スピリチュアル

第71柱 『恐怖を感じる3分前』

恐怖を感じる3分前。 アナタは、幼い頃の記憶を、何歳くらいから持っているだろうか?幼児期健忘と呼ばれ、3~4歳以前の記憶を覚えている人は、殆どいないそうだ。 アタシの場合。幼少期の、日常の出来事は忘れてしまったが。恐怖を伴う体験だけは、鮮明...
なんでもない日常

あの人は、人を殺すだろうか?

あの人は、人を殺すだろうか? アタシは、混雑している郵便局が嫌いだ。並んだり、待ったりするのが、イヤなわけじゃない。忙しさのあまり、粗暴な態度をとる局員と対峙するのが、苦手なのだ。だから、いつもは、空いている時間帯に訪れるのだが。その日は、...
なんでもない日常

砂のような人。

砂のような人。 我儘で、些細なことで怒ってばかりいるキミ。いつも周囲を蹴散らし、強い人だと思っていたよ。 だけど、誰よりも朗らかで、楽しそうに笑うキミ。結構、甘え上手でもあったよね。 喧嘩して、会わなくなって、わかったよ。キミは自分の心を見...
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第70柱 『会社なんて、誰か死ぬまで助けてくれない』

会社なんて、誰か死ぬまで助けてくれない。 アク部長が就任してからというもの、事務所の中は、いつもシンと静まり返っている。誰も喋らないし、誰も笑わない。そう云えば、電話も来客も、めっきり減ったな。 アク部長が、ひと際ビクビクしている小柄な男性...
なんでもない日常

昔の男。

昔の男。 今、目の前にいる男のことを、かつて情熱的に愛したのは事実だ。しかし、今や。男の顔も声も綺麗な指も、アタシの心を揺さぶることはない。 男とは3年ほど付き合って、別れてからは、1度も連絡すらとっていなかった。未練も、期待も、イタズラな...
なんでもない日常

白い花を部屋に飾ると、恋が実る。

白い花を部屋に飾ると、恋が実る。 花屋さんで、切り花を見ていたら、可愛い店員さんがニコニコと近づいてきて、こう告げた。 「白い花を部屋に飾ると、恋が実るらしいですよ」 素晴らしく耳よりな情報なのだが。残念ながら、アタシには、彼氏もいなきゃ、...
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第69柱 『悪魔が上司になるなんて』

悪魔が上司になるなんて。 男は、常に危険な存在だった。(男については、第68柱『そして悪魔がやって来た』を参照) 上層部の人間には、媚び諂(へつら)うが。弱い立場の人間には、徹底的に、威張り散らす。 ゴツゴツとした厳(いか)つい身体。威勢の...
なんでもない日常

コロナが与えてくれたモノ。

コロナが与えてくれたモノ。 コロナ以前の三連休の過ごし方は、友人と遊びに出かけたり、実家へ帰省したり。 だけど、コロナ後の三連休の過ごし方は、圧倒的に一人で過ごすことが多くなった。掃除をしたり。散歩をしたり。本を読んだり。勿論、寂しさは募る...
なんでもない日常

全ての道は、猪木に通ず。

『道』 『道』という詩がある。 アントニオ猪木さんの座右の銘だ。 道 この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ。 故・清沢哲夫さん(宗教家・哲学者) 故・清沢哲...
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特別の月。

特別の月。 キミと出逢って、恋をして 何度も歩いた同じ道 毎日、一緒にいるから まあるい月も、何度も見たね 会えない日々が、二人を引き裂き キミと見た特別の月 いつの間にか、形を変えたね ため息の色、初めて知ったよもう、終わりなんだね 十三...