ある霊能力者から聞いたアタシの前世の話。
以前、
プロの霊能力者に霊視して貰ったのだが、
アタシは3度生まれ変わり、
今生が4回目の人生らしい。
折角だから、アタシの前世を、
キミにも少しだけ、覗かせてあげよう。
他人の前世なんて、全く興味のない方は、
ここで離脱してくれたまえ。
第一夜 ~1度目の人生~
(以下、霊能力者に視えた風景)
女性が髪を下ろしているから、おそらく平安時代だろう。
女の意志など無視、男にとって好都合な「通い婚」の時代だ。
アタシは妾(めかけ)の子として生まれたそうだ。
それでも幼い頃は幸せだった。
が、ほどなくして、父が母の元に通わなくなると、
正妻に母子とも追い出され、
売られ、
野垂(のた)れ死に。
第二夜 ~2度目の人生~
(同じく、以下、霊能力者に視えた風景)
生まれ変わって2度目は、裕福な商人の家に生まれる。
着物か布が、沢山視える。
6人兄妹の3番目。
両親に厳しく育てられ、親の前では優等生だが、
心の中では、なぜこんなに厳しくされなければいけないかと思っていたようだ。
15、16歳の頃に、好きな男が出来たが、
両親から「絶対につきあうな」と云われている卑しい身分の家の子だった。
が、そんなことはお構いなしに、二人は隠れて付き合っていたそうだ。
だが、男の家から「疫病」が出て、その一家は村人に焼き討ちされ全員殺された。
アタシはその家の男と付き合っていたという理由で、生き埋めにされた。
第三夜 ~3度目の人生~
(同じく、以下、霊能力者に視えた風景)
3人兄妹の真ん中。
アタシは奉公に出され、とても厳しく躾(しつけ)られた。
奉公先で、政略結婚させられそうになるが、どうしてもイヤで逃げ出した。
その後、好きな男ができたが実らず。
結局、適当な人をあてがわれ、無理やり結婚させられてしまったそうだ。
「どうして、好きでもない人と結婚などしなくてはならないのか」と思っているから、同居人のような生活が始まる。
男は、そんなアタシを「可愛げがない」と罵(ののし)り、外で女をつくり、遊び惚(ほう)けたそうだ。
アタシがその時代に、一生懸命貯めたお金も男に盗られちまったらしい。
「こんな男ならいらない。ならば一人の方がいい」と、
その時代には珍しく、自分から三行半(みくだりはん)を叩きつけた。
そして、アタシは、一人で凛と生きていったそうだ。
本日のまこメシ。
ねぇ、霊能力者さん。
アタシの前世、厳しくない?
【少しは忖度(そんたく)して欲しかったの慰めのスイーツのまこメシ。】
・笠間モンブラン
・芋もんぶらん

嗚呼。
アタシの前世、3回とも、糞みたいな人生だったみたい。
女性にとって厳しい時代だということは想像していたさ。
だけど、もう少し、夢のある前世を思い描いていたよ。
でもね。
泣きたくなるような酷い人生に見えるけれど、
何故か、全て、腑に落ちるから不思議だ。
「こんな男ならいらない。ならば一人の方がいい」
この言葉は、今でも、魂の中心に烙印されているように感じる。
すると。
そのココロを見透かしたように、最後に、霊能力者の方が、こう付け加えてくれた。
「二回目の人生で、親があれほどダメだと云っても一緒にいた男がいた」
「命をかけられるほど、好きな人に出逢えた」
「オマエの人生、捨てたもんじゃない」
あぁぁぁ………。
泣きそう。
生まれ変わり伝説③へつづく


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