春を見つけに。

なんでもない日常
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春の使者。


春を探して、街を歩いた。
雲を超えて、風を散らし、雨を抱いて、遠くまで歩いた。


いつの間にか、日の出は早まり、日没は遅くなっている。
植物は芽吹き、桜は生き生きと咲き誇っていたよ。


街には、卒業式とか、入学式とか、新生活の始まりを思わせる情報が溢れ、
着慣れないスーツの集団も見かけたけれど。


何故だろう?
アタシだけ、ココロがおいてけぼり。


雪解けとともに芽を出す「フキノトウ」みたく、
春の使者は、アタシのところには来そうにない。





春を見つけに、遠くまで歩いてみたけれど。


どこまで歩いていけばいいのだろう。


アタシの「春の合図」は、どこにあるのだろう?




本日のまこメシ。


一番、春を感じるもの。


花粉症。


【ぶどうのタルトも3月で終わりの本日のスイーツのまこメシ。】
ア・ラ・カンパーニュ
・トンプソン・シードレスのタルト(タルト・リュスティック・オ・レザン)
 (ぶどうのタルト)
・コーヒー



春を探して、街を歩いた。
雲を超えて、風を散らし、雨を抱いて、遠くまで歩いた。


いつの間にか、植物は芽吹き、
桜は生き生きと咲き誇っていたけれど。


なのに、何だか、アタシの「春」は見つからず、
急ぎ足で家に帰った。


ふと、マンションの入口の花壇に目を向けると、チューリップが目に留まった。
可愛らしく、いじらしく、二つ並んで揺れていた。


嗚呼、見慣れた庭に「春」はいた。
遠い場所を探すばかりで、足元の「春」に気がつかなかったんだ。




柔らかな風が頬を撫でてゆく。
見知らぬ植物の枝の先に膨らむ新芽から、命の息吹を受け取る。


そうだね、もうコートはいらないね。
明日から、春らしい服を選んで出かけよう。


まだ知らぬ温もりに、ココロ弾んだ。


アタシの中に、「春」が咲いた。


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