不釣り合い。
以前、濃いグレーの服を着て、近所を歩いていたら。
見知らぬお婆ちゃまに、すれ違いざまに、こう叱られた。
「若いのに、そんな汚い色の服をきて!」
ふむ。
80歳オーバーくらいの女性から見たら、アタシはまだ若いうちなのか?
しかし、そんなに吐き捨てるように云わなくてもいいじゃないか?
だけど、確かに、鏡に映ったアタシは、みすぼらしく。
服も、「グレー」というより「灰色」に見えた。
若い頃なら、気にもしなかったけれど。
肌もくすんで見え、これじゃあ、まるで「鼠(ネズミ)色」だな。
何だか色々なモノが似合わなくなってきた。
あんなに好きだったモノも、今では違和感しかない。
もう若くはないからと、
ミニスカートやパステルカラーには手を出さなくなったし。
渋谷や原宿には、もう行かない。
朝からカツカレーも、もう食べたくはないんだ。
だけど。
ちょっとふざけて、
昭和に流行ったオヤジギャグを使ってみただけなのに。
「よっこいしょういち!」
注)「よっこらしょ」と帰還兵の・横井庄一(よこいしょういち)氏をかけた昔のギャグ。
嗚呼。
なじむ。

本日のまこメシ。
ハンバーガーを頬張っていると。
「よく似合う」と云われる。
【グルメバーガー最高のランチのまこメシ。】
『ブラザーズ』
・テリヤキバーガーセット

あれから、アタシは、「白」を好んで着るようになった。
顔色を明るく見せてくれるし、
鮮やかなオレンジやピンクも、白と合わせれば垢抜けて見えるものだ。
人は変わる。
似合うモノも変わる。
年齢とともに。
経験や立場や環境の変化とともに。
そして、きっと、
内面の成長・成熟とともに。
何となく、
いろいろなモノが似合わなくなったと感じたら、
そう、
それは、きっと、
古いモノを手放し、
新しい場所へ飛び立つタイミングかもしれないな。
洋服も。
働き方や、働く場所も。
一緒に過ごす友人も。
もしかしたら、
隣にいるあの人も。
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