幸せ度数。
「私、人間ドック、結構、好きなの」
その人は、少し照れたように、優しく微笑んだ。
「明日、予約を入れているの」
ぬ?
人間ドックが好きですと?
しかも、
何故、少し、照れているのだね?
分からん。
全く理解不能である。
アタシャ、健康診断が大嫌いだ。
恙(つつが)なく生きる為に必要なこととは云え、毎年、逃げ出したい気分なのだよ。
しっかし。
なぜ、貴殿は、人間ドックが好きなのかね?
「皆が、同じ検診衣を着て、ウロウロしているのが面白い」
「胃カメラの麻酔の時に、秒で落ちる瞬間が好き」
嗚呼。
アタシは、この人の足元にも及ばない。
きっと、人生で起こる全ての出来事を、
こうやって、楽しんで生きてきたに違いない。
確かに、この人は、何だか、いつも楽しそうである。
間違いなく、幸せ指数の高い人だ。
「検査が終わって、どこも悪くないことが分かったら、乾杯のビールを呑むの」
「やっぱり健康が一番だもの」
もう。
弟子にしてください!
本日のまこメシ。
週に1度は、手作り弁当。
続けてまっせ。
【ま、冷凍食品も交じっているけどなのランチのまこメシ。】
・チャーハン弁当
・セブンイレブンのパイナップル
・お茶
嗚呼、
師匠よ。
もう、体重計に乗りたくないとか、云いません。
喜んで、乳を挟まれよう。(マンモグラフィ)
アタシの健康診断は、3月。
そう。
健康が、一番だ。
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