父の認知症が始まった。#16

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どうする? 家と土地。


一人暮らしの父の認知症が発覚し、
「実家の家と土地はどうするのか」と家族会議を始めたアタシたち。


そんな矢先。
2024年4月1日から、「相続登記の義務化」が始まると聞いたんだ。


そうぞくとーきのぎむか?
何やねん?


よし。
少しだけ、勉強しておこう。






「相続登記の義務化」とは、
「空き家問題」や「所有者不明土地問題」を解決するために施行される法律である。


不動産を相続したことを知ったときから3年以内に登記しなければ、
10万円以下の過料を求められる、ということのようだ。


現在は、相続登記を申請するかどうかは相続人の「任意」とされているが、
2024年4月1日から、「義務化」されるのだが。







ははん。

姉が、「いずれは、実家に帰ってくるの?」と、突然、アタシに尋ねてきたのは、
この義務化が始まるせいだったんだな。


姉に聞いたら、やはり、ビンゴ。
この制度が始まったら、すぐに、相続人を決めないと、
罰金をとられると思っていたようだ。




しかし、姉よ。
安心してくれたまえ。


我が家の場合で云うと、
「父が亡くなってから」3年以内に相続登記を行えば、過料は発生しないのだ。


そして、また、
WEB申請も出来る「相続人申告登記」というお助け制度も新設されるのだよ。


複雑な「相続登記」は後回しにして、
取り敢えず、この「相続人申告登記」をしておけば、「義務」は果たしたことになるそうだ。


とにかく。
今すぐに、誰が継ぐのか、この家をどうするのかを決めなくても、
問題ナシナシなのである。




とは云え。
分かっているよ。


結局、
いずれは答えを出さなくてはならないことを。


アタシが、実家に戻るかどうか。
どうしたいのか?





また、答えを先延ばしにして、ホッとしているのは、

アタシだけなんだ。


本日のまこメシ。


父曰く。


「よく聞け。オレは、まだ、生きてるぞ」


【お彼岸で帰省中の実家のまこメシ。】
・お餅と野菜のはりはり鍋
・青梗菜とエビの炒め物
・生シラス握り
・ほうれん草のお浸し
・ビール
・ポンカン


ところで。

家と土地について。
父は、どう思っているのか、聞いてみた。


「お父さんは、やっぱりこの家に、アタシとか、誰か家族に住んで欲しいよね?」


「そうだな……」


お酒で少し高揚したのか、
思いのほか、明るい声で、父が云った。


「まぁ、そうしてくれれば一番いいけど、二人(姉とアタシ)で話し合って、住んでも売っても、好きにしていいぞ」






嗚呼。


結局、まだ、答えは出そうにないな。

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