なんでもない日常

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父はメール特訓中。

父メール。「携帯電話は嫌いだ」と云っていた父が。スマホを持つようになって、早、数年。今では、生意気に、人差し指一つで、画面をペロンポヨンと泳がせながら、スマホを使いこなしている。だが。メールは、今だに苦手なようで。アタシ 『今、どこにいるの...
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掃除をしよう!

断捨離に憧れています。ゴールデンウィーク、前半突入。連休前は、仕事が忙しかったので。一人暮らしのアタシのお部屋は、うっかりごちゃごちゃ。カオス状態である。掃除とか。断捨離とか。この機会に、バッチリしたいのだよ!とは云え、折角の三連休。たらふ...
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直ちに、速やかに、遅延なく。

司法書士。仕事の都合で、司法書士の先生と話しをする機会があるのだが。法の下で働く彼らは、容赦ない突っ込みが多い。「すみませーん! 直ちに、修正しまぁーす」「法令で用いられる短期的な期間の表現は、『直ちに』『速やかに』『遅滞なく』の3種類があ...
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宝探し。

高級レストラン。昔、友人たちと、初めて高級レストランを訪れた時の事である。見たこともないような贅沢な料理の数々。残して、後で悔やまぬよう、高級そうな料理から、優先して食べた。だから、いつでも食せる「黒ゴマ」は、きっぱり残したんだ。キャビアだ...
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一歩前進。

金言。アタシが新入社員だった頃、会社のトイレで、人知れず、涙する日もあった。その日も、何にも出来ない自分が悔しくて、トイレで一人、泣いていた。ふと前を見ると、トイレの壁に貼紙がある。「一歩前進」誰が書いたか知らないが、今のアタシには、金言だ...
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ズレちゃう電車。

新人さん?暖かい春の日差しを受けながら、街中に、新入社員が溢れ出す季節。アタシは、一人、家路を急ぐ。いつものように、A駅から電車に乗り込んだ。地下鉄の駅の間隔は、短い。すぐに、次のB駅に到着だ。が、あれ? 扉が開かない。すぐに、運転士さんか...
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お父さんと呼ばれて。

お父さん?休日のデパ地下は、混雑している。押し合い、へし合い、人が流れていく。買物途中のご婦人が、旦那さんを見失いそうになり、小さく叫んだ。「お父さん!」周囲の紳士たちが、一斉に振り返る。汝(なんじ)の名、皆、お父さんのようだ。夫婦は、いつ...
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父はクチ下手。

留守電。一人暮らしの実家の父へは、大体、アタシから電話する。普段はクチ下手の父だが、それでも、楽しくお喋りしてくれる。先日、珍しく、父から着信があったようで、1件、留守電が残されていた。あれ? お父さん。いったい、何の用かな?(以下、留守電...
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迷う女。

しまむらセール。先日、『しまむら』のセールで、3枚組ショーツ780円(税別)を見つけた。これは、絶対、「買い」である。普段なら、「M」サイズを購入するところだが。自宅用なので、ゆったり目がいいかな?それに、最近、太り気味。でも、いったん「L...
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自分の足でどこまでも歩いていける。

友の言葉。病を患った親友が、亡くなる2週間前に遺した言葉。皆、贅沢だよ。食べたい物を食べられるでしょ。自分でトイレに行けるでしょ。その気になれば、自分の足でどこまでも歩いて行けるでしょ。生きられるだけ、いいじゃない。そう。アタシは、今年も、...