昭和の男。
朝から腕を組んで、
パソコンの前で微動だにしない。
考えているのか、固まっているのか、
たぶん本人にも分からないのだろう。
文明に負けて、若いもんに教わるたびに、
少しづつ背中が丸くなっていく。
そんな「昭和の男」が、アタシの会社にいる。
口下手なくせに説明は長い。
長いわりに要点は迷子。
気も利かない。
いや、利かせ方がたぶん古い。
「お茶くみなんて、男がやったっていいんだ」と言いながら、
お客が来れば、こちらをじっとりと見つめてくる。
コピー用紙が切れても気づかない。
面倒な雑用があっても知らんぷり。
そのくせ、全部終わった頃に近づいてきて、
「大変そうだな」と言うだけで通り過ぎる。
そうです、大変なんです。
出来れば感想ではなく、助けてください!
時代に置いていくべきものは沢山ある。
男尊女卑も。
プライベートな質問も。
言わなくても伝わるだろうという甘えも。
昭和の男よ。
少しはアップデートしてくれたまえ。

本日のまこメシ。
助かるよ、じゃない。
助け合えよ。
【昭和色濃い晩酌のまこメシ。】
・もつ煮
・さつま揚げ焼き(大根おろし添え)
・枝豆
・きゅうり味噌
・もずく
・日本酒(冷酒)

昭和の男。
笑ってしまうほど不器用で、
困ってしまうほど古臭くて、
それなのに、時々、
少しだけ、かっこいい。
誰かが理不尽に責められて困っているときに、
あの人は急に前へ出る。
ふだんは言葉が不器用なくせに、
そういうときだけ声がまっすぐだ。
重い荷物は黙って持つ。
ミスした後輩には、説教の前に缶コーヒーを置く。
その不器用さの奥で、
誰かを守ろうとする背中が見えることがある。
会社の給湯室の蛍光灯の下、
今日も不器用にしか生きられないその背中は、
笑ってしまうほど面倒で、
少し泣けるほど、人間くさい。
昭和の男。
少しはアップデートして欲しいけれど。
だけど、あの無骨な優しさまで消えたら、
それはそれで、たぶん少しだけ寂しい。

コメント