AIからの電話。
先日、AIから会社に営業電話がかかってきた。
「海老の養殖でお馴染みの〇〇〇でございます」
(〇〇〇は会社名)
「お土産として皆さまに大変喜ばれている『エビせんべい』のご紹介ですが、ご担当者様にお繋ぎいただけますでしょうか?」
若い女性の声。
ゆっくりと柔らかく丁寧な喋りだ。
だけど、ほんの少しだけ感じる違和感。
無機質ではないが、棒読みで原稿を読まされている感じ。
しかし。
この時点では、「AI」ではなく「慣れていない新人」だと思っていたアタシ。
未来ある若者を、手荒に扱ってはならない。
ここは優しく、丁重にお断りししよう。
「せっかくのご提案ですが、現在、弊社では、お土産は必要ございません。お役に立てず、申し訳ないのですが」
沈黙。
え? フリーズ?
それとも、断った途端、豹変するパターンか?
なんなら、エビせんべいの1枚くらい、買ってやろうか?
だいいち、これをきっかけに、新人さんが仕事を辞めたら、どうしよ?
すると。
「こちらの声が届いておりますでしょうか?」
「こちらの声が届いておりますでしょうか?」
「こちらの声が届いておりますでしょうか?」
(繰り返し)
「海老の養殖、養殖、エビ、エビ、エビ、エビビビビビ……!」
く。
ここで、ようやく、相手がAIだと気付いたアタシ。
ヤバい。
情にほだされ、エビせんべいを大量購入しちまうところだったぞ。
AIが怖い。
ひとり、怯えている。

本日のまこメシ。
AIアシスタントに「今日の夕飯の献立 簡単 何にする?」と聞いてみた。
「豚キムチ。麺つゆを使うと失敗しにくく、野菜もたっぷり摂れます」だって。
【ごめん、ナポリタンにしたの本日のまこメシ。】
・ナポリタン
・ミニサラダ
・シャインマスカット
・ヨーグルト
・豆乳

今や、AIアシスタント(Siri(シリ)・Alexa(アレクサ)・ChatGPT(チャットGPT)などを有効に活用している人も多い。
「アレクサ、おはよう」「Hey Siri」などの一言で、複数の家電を自動で操作したり、
時には、雑談をしたり、人生相談にまで乗ってくれるそうだ。
そして、同僚は、こうも云っていた。
「夜中に、目覚ましのアラームの設定をアレクサにお願いしたの」
「隣で寝ている旦那を起こさないように、『アレクサ、明日〇〇時に起こして』って小声で伝えたら、アレクサはどう返したと思う?」
「『明日〇〇時に起こします』って、アレクサもひそひそ小声で返してきたよ」
やはり、アタシはAIが怖い。
毎日のように。
ひとり、怯えている。
(AIが怖い。怯えている。はこちら)
(AIが怖い。怯えている。②はこちら)


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