寝たきり老人。
スウェーデンには、寝たきり老人は一人もいない、という記事を読んだことがある。
胃ろう(※)の患者も殆どいないそうだ。
※胃ろう=手術で腹部に小さな穴をあけ、チューブを通し、直接、胃に栄養を注入する医療処置のこと
その理由は、明快だ。
多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっているからだ。
スウェーデンの高齢者は、現在、暮らしている場所で延命をせず、緩和ケア(※※)を受けて亡くなる方が多いらしい。
※※緩和ケア=身体的・精神的な苦痛をやわらげるためのケア
なるほど。
終末期を迎えた方は、口から食べられなくなるのは当たり前で、
胃ろうや点滴などの人口栄養で延命を図ることは非論理的という考え方のようだ。
管で繋いでまで栄養を直接胃に送り、生きながらえさせることは、
むしろ、「虐待」と認識されているのだ。
確かに、食いしん坊のアタシが、自分事として想像してみても、
口から食べ物を摂取できなくなったら、「もう放っておいて!」と思うだろうな。
正直、認知症を発症した父だって、
数年後には、寝たきりになっているかもしれない。
いずれにしても、自分はどうしたいのか、家族はどう思っているのか、
元気なうちに、近しい人と話し合っておきたいものである。

本日のまこメシ。
スウェーデンでは。
終末期でも、本人が望めば、アルコールも可能だそうだ。
【 移住決定?の晩酌のまこメシ。】
・麻婆豆腐
・枝豆
・焼きさつま揚げ
・きゅうりとミョウガの浅漬け
・ビール

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幸福度調査で、常に上位にランクインするスウェーデン。
施設入居者で自力で起き上がれない人でも、毎朝、必ずスタッフが手伝って車椅子に乗せ、
食堂で一緒に食事を楽しむそうだ。
一方、日本では、寝たきり老人が、300万人以上いると推計されている。
医療の発達?
延命治療?
それが、本当に本人の意志なのか?
正直、アタシには分からない。
日本がいいのか?
スウェーデンがいいのか?
それは、個々の考え方で違うだろうし、
ご家族や近しい方のお気持ちによっても変わるだろう。
だけど、アタシは、
とにかく、最後まで人生を愉しみたいと願うのだよ。
そして、大切な人もまた。
そうあって欲しいと切に願うんだ。
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