父の認知症が始まった。#2

※ アフィリエイト広告を利用しております
※ アフィリエイト広告を利用しています

19時00分。


19時ジャスト。
アタシから父に電話するタイミングは、いつもこの時間だ。


父の生活習慣を考えると、
父が毎日欠かさず見ているNHKのニュースと天気予報が終わり、
一番、電話をとりやすい状況にいるからだ。


しかし、アタシは、今日も残業。
会社で19時00分を迎えることとなる。


明日こそは、仕事を早く切り上げ、父に電話しよう。


明日こそは。
明日こそは。





いや、正直に云おう。
仕事を言い訳にして、電話をするのを、ずっと躊躇していたんだ。







かける言葉が見つからないんだ。



本日のまこメシ。


忙しいのは嘘じゃない。


さっと作れるキノコそばで。


【最近涼しくなってきたわねぇの本日のまこメシ。】
・キノコそば
・山芋のわさび和え
・柿
・豆乳




【広告:株式会社イングリウッド  忙しい時には手を借りればいいのだよ。⇓ 】



何だろう?
もし、今、自分が不治の病に冒されてしまったとしたら、
辛いし、苦しいが、「絶対、負けるもんか」と啖呵(たんか)が切れる気がする。


だけど、自分の親の認知症が始まったかもしれないと思うと、
著しくチカラが抜けていくのを感じるんだ。


それに。
父に「頑張れ」とか「負けるな」とは言えない。


「勝つ」とか「負ける」とか「頑張る」とか。
少し違う気がするんだ。

コメント