メキシコ料理。
メキシコ料理は、個性的だ。
先住民族とスペインの食文化が融合し、独自の新化を遂げてきた。
ソースも、唐辛子、香菜、チーズ、チョコレートまで使いこなし、
実に、味わい深く、複雑である。
そんな中でも、アタシのオススメは「ワカモーレ」。
アボカド、玉ねぎ、トマト、唐辛子、ライムなどを混ぜたディップを、パンやチップスにつけて食すのだが、これが旨い!
ハルちゃんチョイスのアオハカ版チーズフォンドュ「ケソ・フンディード」も、文句なしに『オッケー牧場!』
ガッツ(石松)も好きに違いない。
そして、救世主の「カルド・ソチル」。
鶏肉、アボカド、少量ライスの薄味スープで、香草・ライムがアクセントを添えている。
連日の唐辛子攻撃で、お尻がチリチリ言ってるアタシは、涙が出るほど助けられた。
あーりがとぅーーー!(←魂の叫び)
ちなみに、メキシコ・シティでは中華料理は御法度とのこと。
高地で気圧が低い為、火力が弱いからだって。
ふむ。
メキシコ流愛情表現。
街歩きに慣れてくると、
メキシコが多彩な人種で構成されている事に気づかされる。
メキシコ人と言うと、黄褐色の肌に黒い髪、ちょっこり太めと勝手に思いこんでいたが。
ブルーアイや白い肌といったヨーロッパ系の人もいれば、褐色肌で彫りの深い顔立ちのアフリカ系の人もいる。
長い戦闘の歴史的背景も加わり、今の多様な人種構成に繋がっているのだろう。
意外と言っては何だが、若い人の身長や体格は、日本人とさほど変わらない。
携帯電話を片手に、スタスタと歩いている姿も、全く同じだ。
しかし、日本人との決定的な違いは、その情熱的な愛情表現だろう。
室内外問わず、お互いの身体に絡みつき、チュッチュとしてる。
朝でもチュ。
夜でもブチュ。
隙あらばチュー。
子供の目の前でも、濃厚なキスをしたり、身体中触りまくったりと、こちらが目のやり場に困るほど、道端で盛り上がるカップルが沢山いる。
うぅぅ。うらやまじー。
平和でいいね、という意味である。
ふんっ。
そして、最初は「マフィア」にしか見えなかったメキシコ人も、こちらが一言スペイン語を話すと、途端にフレンドリーになる事が分かってきた。
「Gracias. (グラシアス)」 ( ありがとう)
「Bien. (ビエン)」 (おいしい)
「Eres guapo. (エレス グアポ)」 (あなたは美しい)
こちらから、簡単な言葉をかけるだけで、皆、「マフィア」から「エンジェル」に変わる。
確かに、日本に観光に来てくれた外国の皆様が、カタコトで、「アリガ~トゥ(ありがとう)」と言ってくれるのは、愛おしいモノだ。
実は、明るくて、親しみやすいメキシコ人。
ホント、いろいろ、味わい深い。
つづく
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