独身OL

スピリチュアル

第104柱 『ばいばい、ペコちゃん』

追悼。 ペコちゃんが、逝ってしまった。突然の出来事だった。 ペコちゃんは、仕事関係の友人で、育った環境も、年齢も全く違うけれど。(ペコちゃんについては「第61柱 私のあねご神様『目に見えないもの』」参照) お互い独身、酒好きということもあり...

父の認知症が始まった。#6

アタシの未来。 父の精密検査は、まだ終わっていない。ゆえに、治療方針も決まらないんだ。 この先、父は、アタシは、アタシ達家族は、どうなっていくのだろう? 正直。不安しかない。 あ”---。今、色々、想像したって仕方ない。 そもそも、色々考え...
なんでもない日常

心に北風が吹いている。

強風。 せっかく声をかけてくれた飲み会のお誘いも、断ってしまった。秋の行楽シーズンだというのに、外に出ることさえ渋っているんだ。 最近、色々あり過ぎて、でも、仕事は辟易(へきえき)するほど、忙しくて。 最低限、生きていく上で必要なこと以外は...
なんでもない日常

招かれざる客。

入ってもいいですか? ほら。絶対、そうだ。 素敵な洋服屋の店先をウロウロしていても、「いらっしゃいませ~」と、明るくお店に招き入れて貰えないんだ。 銀座の高級ブランド店の入口に立つドアマンに至っては、1秒で目を逸らしやがったぞ。 招かれざる...

父の認知症が始まった。#3

惨敗。 19時00分。震える手で、父に電話をした。 4回、5回。いつものように、数回、呼び出し音が流れる。何だか、判決を言い渡されるのを待っている気分だ。 死刑?無期懲役? いやいや、紛れもなく冤罪だぞ。 6回目のコールで、父が電話に出た。...

父の認知症が始まった。#2

19時00分。 19時ジャスト。アタシから父に電話するタイミングは、いつもこの時間だ。 父の生活習慣を考えると、父が毎日欠かさず見ているNHKのニュースと天気予報が終わり、一番、電話をとりやすい状況にいるからだ。 しかし、アタシは、今日も残...
なんでもない日常

元気があれば、何でもできる。

映画『アントニオ猪木をさがして』(ネタバレなし) プロレスも好きじゃない。アントニオ猪木のことも、よくは知らない。 そんなアタシが猪木さんに興味を持つようになったのは、数年前、訪れたレストランで、偶然、彼に出会ってからだ。 猪木さんは、満席...
なんでもない日常

フツーに働いているだけじゃ、都心にマンションなんて買えないとさ。

マンション欲しい。 子供の頃は、真面目に働きさえすれば、大人は皆、家を買えると思っていた。一生懸命働いた分だけ、大きな家に住めると信じていたんだ。 だけど、大人になった、今。真面目に、一生懸命、働いているつもりなのだが。 買えん。 働けど、...
なんでもない日常

一人ですけど。

何人? 近所のお寿司チェーンの店先で、あれもこれもと、晩飯用のお寿司を選ぶ。 隣で見ていた見知らぬお婆ちゃまが、アタシに笑顔でこう云った。 「家族が多いと、沢山選べていいわね」 いえ、一人ですけど。 会社の近くのコンビニで、ランチ用の弁当や...
なんでもない日常

優秀な人ばかりが勝つわけではない。

勝負。 「優秀すぎないから、オマエを選んだんだ」 これ。昔、アタシが幾多のライバルを出し抜き、某・巨匠の映画制作会社に就職した時に云われた、クソみたいな理由である。 優秀すぎる人は使いにくい。だから、オマエがちょうどいいんだ、と。 失敬な。...