映画『侍タイムスリッパー』(ネタバレなし)

映画
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略して、『侍タイ(サムタイ)』。


最近、業界内でも、話題になっている映画『侍タイムスリッパー』


幕末の武士が、現代の撮影所にタイムスリップした姿を描くコメディSF時代劇で、
今年の8月に1館だけの上映で始まったいわゆるインディーズ映画なのだが。


公開直後から、あっという間に口コミで話題が広がり、
現在では、大手映画館をも動かし、全国100館以上での拡大上映となっている。


これ。
映画ツウのキミなら、「あの」映画を思い出すよね?


そう。
2018年に、大きな話題となった『カメラを止めるな!』である。


両者の共通点は、やはり、少人数・小予算で制作されていること。
『侍タイ』の安田淳一監督は、自らの愛車を売って制作資金を確保し、
初号完成時の銀行預貯金は7000円余り。
​「地獄を見た」と語ったそうだ。


が、作品の内容は、コメディと冠しているが、決して、「おふざけ」映画ではなく、
クスッと笑えて、ジンと泣ける、見ごたえのある良作である。


引き込まれるぞ。
今こそ、時代劇の魅力を、アタシたち日本人が知るべきなんだ。






『侍タイムスリッパー』。


もう、観た?


まだ、観てない?


観てないキミは、


映画館に銭もて急げ。



本日のまこメシ。


安田監督の本業は。


米作り農家さん。


【何から何までありがとうの新米をいただく本日のまこメシ。】
・ご飯
・ネギだけ味噌汁
・目玉焼き&シャウエッセン
・きゅうりの漬物
・豆乳





『侍タイムスリッパー』では、多くの「斬られ役」が登場している。


やはり、あの人、今は亡き、福本清三さんを思い出さずにはいられない。
(福本清三さんについては、日本一の斬られ役 &『キングダム2 遥かなる大地へ』を参照)


福本清三さんは、東映京都撮影所のいわゆる大部屋俳優。
多くの斬られ役を演じてきたことから「5万回斬られた男」の異名を持つ人である。


主役を際立たせるために、どんな端役でも、真剣に取り組んできたというが、
晩年には、ハリウッド映画『ラストサムライ』に抜擢された凄い人なんだ。


インディーズ映画の大ヒット。
斬られ役からハリウッドへ。


下剋上。
夢があるよね。
ワクワクするじゃあないか!





雑草が、いつか大きく輝く瞬間を見てみたいと願うのは何故だろう。


それは、きっと。


重視されないが、たくましい存在、
悪く云えばしぶとい存在に、


人々が、
アタシが、


自分を重ね、
応援せずにはいられないからであろう。








頑張れ。
『侍タイムスリッパー』。


頑張れ。
アタシ。

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