映画『春に散る』(ネタバレなし)
アタシにとってボクシング映画と云えば、『ロッキー』だ。
これを超える作品なんて、出てこないさと思っていた。
が。
コレはこれ、アレはあれ。
比べる代物ではなかった。
映画『春に散る』(監督:瀬々敬久)も、間違いなく名作である。
とにかく、横浜流星クンが素晴らしい。
この作品で、更に、役者としての不動の地位を築くに違いない。
そして、ダブル主演の佐藤浩一さんもアッパレだ。
うま味、しぶ味、円熟味、マシマシである。
『どう死ぬかなんて、知ったことか』
『どう生きるかなんて、どうでもいい』
映画のポスターには、そう書かれていた。
観た人だけが、意味を知る。
アタシも、男泣き!
本日のまこメシ。
スポコン系の映画を見ると、
おにぎりが食べたくなる不思議。
【え?アタシだけ?の本日のまこメシ。】
・おにぎり2種(めんたいこ/ツナマヨ)
・卵焼き
・きゅうりの漬物
・ほうじ茶
『春に散る』の原作者は、沢木耕太郎さん。
『深夜特急』などで知られる巨匠で、アタシも大好きな作家さんの一人である。
その沢木さんが、先日の『報道ステーション』(テレビ朝日)の対談の中で、
こんな話をしていた。
「一日一日をわりと満足に過ごしている。
その集積の向こう側に『死』があるとすれば、
それは少々いきがっていると思われるかもしれないけれども、
それは明日でも、あまり文句は言わない。
『今、これでいい』と思っている瞬間を出来るだけ経験して連ねていけば、
それがあるとき『終わりですよ』って言われたときに、『はい』というだけだ」
【YouTube:テレビ朝日『報道ステーション』 ⇓ 】
沢木耕太郎さん。
やっぱ、カッコイイ。
そして、かくありたい。
だけど、なかなか、そうは生きられないよ。
いきなり「終わりですよ」と告げられたら、
アタシは、「まだ、死にたくない」と叫んでしまうだろう。
きっと。
アタシは、自分の「生」を生ききれていないんだな。
コメント
ロッキー、大好きな映画です。
各々の、エピソードの切り取り方が見事。
もう映画館で観るチャンスはなかなかありませんが、ケーブルテレビでやってると必ずチェックして、見入ってしまう。
まこまこさんおすすめの「春に散る」も観てみようかな。