映画字幕翻訳家 &『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』

映画
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映画字幕翻訳家。


「 字幕・戸田奈津子」。

洋画好きなら、エンドロールに流れるこの名を知らない人はいないだろう。


映画字幕翻訳家の第一人者として不動の地位を築いた戸田奈津子さん
トム・クルーズやロバート・デニーロ等、ハリウッドスターの通訳を担当してきた事でも有名だ。


さぞかし順風満帆な人生を送ってきたかと思いきや。
意外にも、苦しい下積み時代があったと云う。


生命保険会社に就職、秘書の仕事を経てから、清水俊二氏に弟子入り、字幕の世界へ飛び込んだ。
その後、『地獄の黙示録』(1979年)で本格的に字幕翻訳者としてデビューしたのは、実に43歳のことだ。


「(映画字幕翻訳の仕事を)20年待っていた。映画が好き、英語が好き、ドラマを創る、セリフを創る。私にぴったりだと思い狭き門を叩いたが、おいそれと入れる世界じゃないことが分かり、永遠にウエィティングが始まった。でも、どうしても映画翻訳がやりたくて、諦めなかった」と語った。

以前、まこの担当するイベントにゲスト出演した際の 戸田奈津子さんの言葉である。



せっかくなので、もう少し質問してみた。
こんな機会、滅多にないので。(得)


昔は、ビデオすらない時代。
翻訳の勉強も、大変でしたよね?


「昔は、映画を観るのにセカンドチャンスはなかった。映画を観ることは真剣勝負。二度観られるとは思わないから、一生に一度と思って観た。一期一会。あの気持ちは、今でも尊いと思う」


はい。頭が下がります。(ぺこり)


ちなみに、戸田さんは帰国子女でもなければ、留学経験もない。
英語は、全て、日本で学んだそうだ。


そして、戸田さんと一緒に仕事をして感じたことは。
「日本語のセンス」と「場を読む瞬発力」に優れていることだ。


映画翻訳は、「英語力」だけでは完成しない。
戸田さんは、普段の何気ない会話やメール文章さえ、端的でお洒落であった。


なるほど。
これが、一流ということなんだな。


戸田さんは、現在公開中の『トップガン マーヴェリック』のイベントを最後に、通訳の引退を表明した。
通訳は引退したが、字幕翻訳は「生きている限り」続けていくとのことだ。


「好き」を原動力に、ここまで走り続け、これからも第一線を駆け抜けていく人。


女性としても、人間としても、映画人としても、
尊敬する大好きな人である。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』


さて。
本日も、ネタバレはしないように。
参考にならんことを、勝手にモノ申す。



皆さんご存じ、映画『ジュラシック』シリーズ。

1.『ジュラシック・パーク』(1993年)
2.『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)
3.『ジュラシック・パークIII』(2001年)
4.『ジュラシック・ワールド』(2015年)
5.『ジュラシック・ワールド2/フォールン・キングダム』(2018年)
6.『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年・公開中)


うへ。
こんなにやってたっけ?


まこも、過去のノートを見る限り、全作、観ている筈なのだが。
正直、どの作品がどんな内容だったか、殆ど覚えていない。


ちなみに、1~3が「旧三部作」、4~6が「新三部作」に分かれている。
6の最新作は、新旧のストーリーを繋いだ上での完結編になるそうだ。


まこは、何の予習もせずに6の新作を観てみたが。
それでも、十分楽しめたのは事実なのだが。


正直云うと、『この人、誰だっけ?』状態。
ガッツリ楽しみたい人は、可能な限り、旧作を予習してから、新作に挑んだ方が良さそうだ。


「ジュラシック」シリーズの時系列は、公開順と同じである。
1から6まで、順番通りに観るのがおすすめだ。




新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の映画字幕翻訳者は、戸田奈津子さん

制限された文字数の中で、いかに状況や心情を伝えるか……。

戸田さん、今回も素晴らしい内容でした。
あーりがとぅー!

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