日本映画界のジンクス。
日本映画界には、まことしやかに囁かれているジンクスがある。
それは、「過去最高の興行収入を叩き出した翌年は、大きな試練がやってくる」というものだ。
2010年。
『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』など3D映画が牽引し、日本国内の興行収入が過去最高の2200億円を突破した。
翌2011年。東日本大震災。
映画界も、大きな試練に見舞われた。
2019年。
『天気の子』『アナと雪の女王2』など100億円を超えるメガヒットが生まれ、またもや、2611億円という新記録を打ち出した。
翌2020年。コロナ発生。
日本のみならず、世界中の大試練である。
では今年、2022年はどうだ?
昨年よりは、観客も戻ってきてくれたけど。
興収100億円超確実となった『トップガン マーヴェリック』は凄いけど。
コロナ第7波突入の陰もあり、下半期の動向は全くつかめない。
いずれにしても、過去最高記録なんて、夢のまた夢だ。
だとすると。
あくまでも、日本映画界のジンクスですが。
翌2023年は、大きな試練もなく。
平穏無事な1年になりそうですな。
良いのか、悪いのか……。
ふー。
エルヴィス
![](https://makomako-memo.com/wp-content/uploads/2022/07/1410344_s.jpg)
さて。
本日も、ネタバレはしないように。
参考にならんことを、勝手にモノ申す。
まずは、『エルヴィス』。
「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルヴィス・プレスリーの半生を描いた作品だ。
名前くらいは聞いたことがあるけど。
彼のことも、彼の曲も、何にも知らなかった筈なのに。
やっぱ、曲が流れると「!」となる。
今では、当たり前にある「ロック」というジャンル。
昔は、禁断の音楽だったんだ……。(深)
159分。
全然、長くない。
特に、エルヴィスが過ごした少年期の描き方が秀逸。
面白かった!!
破戒
![](https://makomako-memo.com/wp-content/uploads/2022/07/22817629-800x600.jpg)
次は、『破戒』(はかい)。
文豪・島崎藤村(とうそん)の小説『破戒』を映画化。
明治後期、部落差別が色濃く残る時代に、自らの生い立ちを隠して生きる青年の苦悩と葛藤を描いた作品だ。
ちょっこり暗いかな? 難しいかな? と思って挑んだが。
いやいや、分かりやすかった。
そして、美しかった。
さらに、泣けた! (号泣)
タイトルの意味も、わかったよ。
「破壊」じゃなく「破戒」。
なるほどね。
それと。
主役の 間宮 祥太朗 くん。
最近、テレビドラマで活躍しているのをよくお見かけし、
ちょっこり楽しみにしていたが。
いやぁ。色気と誠と切なさと。
大きなスクリーンにも負けていない。
むしろ、はみ出しそうなくらい。
素晴らしい銀幕俳優でした。
上映終了後。
一人で、こっそり、スタンディング・オベーション。
日本映画を愛するアナタには。
おススメします。
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