生きがい。
父が認知症と診断されてから、ちょうど1年が経過した。
アタシが見る限り、
以前と比べても、認知機能に大きな変化は見られない。
父は、一人暮らしで、
家事は、相変わらず、自分でしているし。
家電の扱いや、日常生活は、
ゆっくりではあるが、問題なくこなしているように見える。
が、変わったなと思うのは、ココロの方だ。
気弱になった。
気力が衰えたと思うんだ。
流暢に言葉が出なくなったり、
以前は簡単に出来ていたことが出来なくなったり、
きっと、他人からみたら分からない「今までとは違う自分」に、
不安や焦りを感じているのだと思う。
そんな父を見ているアタシも怖いが、
父本人が、一番、恐怖と闘っているのではないか?
一年前に聞かされた主治医の先生の言葉が重く伸(の)し掛かる。
「今は元気だけど、5年後はわかりませんよ」

本日のまこメシ。
全く、映(ば)えないけれど。
最高に旨し。
【残業続きの日々はランチで栄養をとれ!のランチのまこメシ。】
・刺身丼定食

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姉夫婦が、春になったら、父と一緒に、旅行に行こうと提案してくれた。
そうだね。
近場の温泉がいい。
車で、トイレ休憩など余裕を持って出かければ、父の負担も少なくてすむだろう。
早速、父に、旅行の話をしてみた。
父は、少しの間、考えてから、こんな言葉を絞り出した。
「春まで元気でいられるか心配だけれど」
「旅行を楽しみと張り合いにして、それまでは頑張ってみるよ」
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