待ってるから。
父の認知症が発覚してから、約10カ月が経過した。
意外と云っては語弊(ごへい)があるが、今のところ父の心身に大きな変化はみられない。
結構、ボケないものである。
父は、一人暮らしを続けている。
車の免許は返却したものの、
食事の支度や洗濯等、身の回りのことは、全て自分でこなしている。
よく知人から、「え!大丈夫なの?」と心配されるが、
認知症と診断されたからといって、すぐに何も出来なくなるわけではない。
適切な「支援」を行えば、生き生きと暮らすことも可能なのだ。
父の場合は、要支援1。
幸い、「軽度」の状況と診断されたので、病院で新薬も投与して貰っている。
週に1度は、公的な介護サービス「デイサービス」を利用して、
「今のところ、皆勤賞だ」と父も笑っていた。
近所に住む姉家族が、ちょいちょい見に行ってくれているのも有難い。
現在、認知症の進行は、なんとか抑えられているようだ。
このまま、穏やかな毎日が続いてくれることを祈ろう。
本日のまこメシ。
あっちい。
つい、楽をして焼きそばに頼る。
【10分で出来上がるもんなの本日のまこメシ。】
・焼きそば
・ブロッコリー
・桃
・豆乳
先日、父に電話した。
「お盆には帰るからね。今年は、少しゆっくり出来そうだよ」
「おお、待ってるよ」
父は、元気にそうに答えてくれた。
が、その後、急に、声が曇る。
弱々しく、こう付け足したんだ。
「お盆までは、待ってるから」
「その後は、もう分からないけどな」
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