認知症の親を持ったなら。
自分がその立場になり、初めて気付いたのだが、
認知症の親を持つ人は、周囲にも多い。
「うちも、そうよ」
「うちは、地元で兄が面倒みてくれている」
「うちは、もう、施設に入って貰ったんだ」
そんな囁(ささや)きが、次々と耳に入ってきた。
今まで、他人事として捉えていた自分が情けない。
最近、会社を休みがちな同僚も、
認知症の父親を引き取り、介護し始めたとのこと。
彼女の父は、介護3。
日常生活において、全面的に介助が必要な状態である。
入浴やトイレ、着替えもサポートが必要。
足腰はより不安定になってきて、自力で立ち上がることも難しいらしい。
介護をしながら、現在の仕事を続けられるのだろうか?
彼女の精神的サポートは、誰がするのだろうか?
だけど、こんな状態でも、父親を施設に預けるのは難しいとのこと。
空きもなければ、お金もないそうだ。
人生100年時代。
これが、現実なんだな。
本日のまこメシ。
不安な気持ちは。
唐揚げで消せ。
【残念。消えないの晩酌のまこメシ。】
・塩唐揚げ
・ほうれん草のお浸し
・湯葉豆腐
・キムチ
・ビール
インターネットで、検索したいワードを入力すると、
その文字の後に、自動的に「関連検索ワード」が表示されることがある。
「認知症の親」と入力してみたら、次に出てきた文字はこれだ。
『イライラ』
『放置』
『会いたくない』
『優しくできない』
『早く死んで』
哀しいし、怖い。
だけど、
当事者でもない人間が、責めることができるだろうか?
父は、
アタシは、
アタシたち家族は、
認知症の家族を持った全ての人々は、
これから、どうなって行くのだろう?
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