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第59柱 私のあねご神様『好きな人、嫌いな人』

映画祭。 その頃。ある映画祭で、「日本映画の旧作」部門を担当する事となった。 それまで、邦画の旧作を、殆ど観たことがなく。最初は、「え? クラシック映画のどこが良いの?」と思ったが。いやいや。日本映画が娯楽の頂点に君臨していた1950年代頃...
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第58柱 私の母さん神様『出逢い』

出逢い。 その頃。映画界で2度目の転職を果たしてから、数年が経過していた。 仕事量も多く、変わった人も多い業界だが、花子先輩やあしながさんなど同僚にも恵まれ、毎日が新鮮で、充実した日々を過ごしていた。(花子先輩は第43柱『一匹狼』、あしなが...
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第57柱 となりのお不動様『凄い霊能者③』

母の願い。 「今のところない」お不動様が、シラと告げる。 「して欲しいことは、特にない、と云っている」 え? そんな。お母さん!私にして欲しいこと。なにか、あるでしょ???例えば……。少し考え込んでから。心の奥に引っかかっていたあの質問を。...
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第56柱 となりのお不動様『凄い霊能者②』

何が視えているの? となりの里のお不動様は。とにかく、摩訶不思議なり。 過去も未来も視えているのか?あるいは、人の心が読めるのか?どうあがいても、本人以外、知り得ないことも。お不動様は、はっきりと捉えてているようだ。 最初に、まこが尋ねた質...
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第55柱 となりのお不動様『凄い霊能者①』

霊能者に会いに。 昔、北関東のある里で。凄い霊能者に出逢ったことがある。 人呼んで「お不動様(おふどうさま)」。となりの里に住む、霊媒師を生業(なりわい)にする方である。 それは、突然、母を事故で亡くした頃のことだ。(詳しくは、第9柱 私の...
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第54柱 アナザーおじさん神様『八方美人』

八方美人。 「キミは、八方美人だね」いつも優しいEさんが。珍しく厳しい顔をして、まこに告げた。 「八方美人じゃ、仕事は上手くいかないよ」 Eさんは60代男性。映画界の重鎮で、まことは別の会社に勤務している。ほっこり見た目や、優しい喋り方が、...
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第53柱 私のあねご神様『達人』

差し入れの達人。 映画業界に再就職してから、数年が経過した。 少しづつ仕事にも慣れ。この土地にも慣れ。仲間にも慣れ。 まだまだ勉強中の身であることに変わりはないが。充実した、楽しい毎日を送っていた。 たまには、泣きたくなるような残業続きの日...
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第52柱 私のおじさん神様『おばあちゃんと神様の健康法』

おばあちゃんの健康法。 昔、昔。アタシがまだ幼少の頃のことだ。 近所に住む父方の祖母が、よく云っていた。「靴下を履いて寝るな。死ぬぞ!」『死ぬ』というのは、ちょっこり、言い過ぎかもしれないが。 とても暑い地域で生まれ育ったアタシは。靴下を履...
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第51柱 私のあねご神様 『浮気の定義』

浮気したこと、ありますか? 「浮気したこと、ありますか?」 最近、結婚したばかりの20代の女性が、職場の既婚男性4名に詰め寄っている。少し飲み過ぎたのかな?それとも、旦那さんと何かあったのだろうか? コロナ前の話だが。この日、会社の飲み会で...
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第50柱 私のあねご神様 『あしながおじさんの女房』

あしながおじさん。 以前、会社に、どんな女性にも分け隔てなく優しく接するオジ様がいた。 ちょっと怖いお局様の女性にも。失敗ばかりの新人の女性にも。元気一杯のヤクルト・レディにも。 勿論、まこにも食事をご馳走してくれたり。誕生日には、花束やお...