まこ

なんでもない日常

赤点。

魔法の言葉。アタシが高校生の頃の話だ。駅へ向かう階段の途中で、見知らぬ男子高校生3~4人がたむろし、目の前を通り過ぎる女性を値踏みし、点数をつけていた。「8点」「3点」子供のたわいもない遊びの一種なのだろうが。憎々しいにも、ほどがある。「赤...
なんでもない日常

何だよ。ほんと報われねぇーな。

給料上げてくれい!新卒の初任給を30万円に引き上げる企業が次々と出てくる中、アタシの給料は、ほとんど上がらない。物価は上がり、食費だけでも月1万円は増えているというのに、給料は1万円も上げてくれないんだ。どうせ、このまま給料は上がらず、いず...
なんでもない日常

あの人の正義は人によって変わる。

正義って?隣のチームのあの人は。上役には異常なまでにいい顔をするが、部下には、冷酷、冷淡、辛辣である。上役には、相手の顔色を伺って、自分の主張を変えるんだ。云う事がコロコロ変わる。あの人の言動には、一貫性がまるでない。アタシは、『家政婦は見...
スピリチュアル

第144柱 『ただ、幸せになりたいだけ』

幸せになりたい。スピリチュアルの世界では、「人生には成功も失敗もない。ただ、魂の経験があるだけ」という考え方がある。だから、恐れずに色々な経験を積み、変化・成長を遂げ、魂を清め高めて、次のステップへ進めばいいのだ、と。しかし、あの人は、きっ...

父の認知症が始まった。#42

老衰。「オレは老衰を目指す」ある日、父が高らかに宣言した。病気や事故ではなく、老衰で「寿命をまっとうする」のであれば本望だと。「老衰」とは年齢を重ねるにつれて、心身の機能が徐々に衰えていく状態のこと。近年、医療の発達により、老衰で亡くなる方...
なんでもない日常

密かな楽しみ。ほくそ笑んでいる。

次はなんだ?その店は、北関東のとある路地に佇(たたず)んでいる。夜になると灯りがともり、酒客が吸い込まれてゆく小さな店だ。バーなのか? スナックなのか?外からは伺い知れない。流行っているのか、いないのか?ずっと昔からあるような気がするんだ。...
ああ、腹立たしい。

ため息の多い人。忌々(いまいま)しい。

音出しマシーン。最近、会社内で席替えがあり、アタシの目の前に50歳代男性がやって来た。ヨロシクねと、笑顔で挨拶したものの。嗚呼、忌々しい。あの人は、ため息が異常に多いんだ。聞く気は全くないのだけれど、イヤでも耳に入ってくる。「はぁー」とか「...
なんでもない日常

食欲? 金欲? 性欲?

欲。人間の三大欲求と呼ばれるのは、「食欲」「性欲」「睡眠欲」である。が、高齢者の介護施設で働くアタシの友人は、したり顔できっぱりとこう云い切った。「高齢者と沢山接してきたから、よく分かるのだけれど」「人間、年をとると、最後は『睡眠欲』じゃな...
スピリチュアル

第143柱 『いつ死ぬか知りたいと思わないか?』

死期。もう昔の話だが。母があんなに早く死んでしまうとは思っていなかった。(詳細は、第9柱 私の母さん神様『母の死』を参照)漠然と、80歳くらいまでは、元気でいてくれると思っていた。なのに、あっけなく事故で逝ってしまったのである。こんなに早く...
スピリチュアル

第142柱 『念』

まっくろくろすけ。先日、社内で「まさか」の横領事件が発覚し、あの人は懲戒解雇、慌ただしく会社を去っていった。(詳細は、え? あの人が横領?を参照)数ヵ月が経過して、以前と同じ生活に戻ったような気がするけれど。だけど、どうも変なんだ。あの人が...