ザ・メキシコ。
優雅なホテルステイに飽きたらバスで繁華街へ。
雑多な民芸品が並ぶお店で、ローカル土産を大捜索だ。
値切り交渉の末、
テキーラとハラペーニョ(漬け唐辛子の缶詰)を土産用にまとめ買い。
ちなみに、テキーラの正しい飲み方は、
1.喉の保護を兼ねてライムをひとかじり
2.一気に飲み干せ
らしい。(←店の人直伝)
ついでにメキシカン・レストランでお食事タイム。
明らかに観光客狙いの怪しい店だが、他は開いていないので仕方ない。
扉を開けると、現れ出たのは「ザ・メキシコ人」。
民族衣装にソンブレロ(メキシカン帽子)、ギターを奏で、チョビひげ、満面笑みの100%ラテン男である。
ちなみに、こんなメキシコ人、フツーの街中で見かける事はない。
呆気にとられていると、彼に促されるままソンブレロを被せられ、写真をパチり。
気づくと定番料理に舌鼓、片手にマルガリータ、片手にマラカスで、すっかりご機嫌日本人2人が出来上がっていた。
思えば、メキシコに来てから、こういう観光客らしい事してなかったな。
すっごく楽しー!
ばいばい、メキシコ。
テキーラが身体の隅々にまで染み渡る頃、
12日間におよぶ戦いは、終わりを告げようとしていた。
敵は多く、
時差、言葉の壁、ベトベト潮風、
そして、何と言っても憎っきチレ(唐辛子)。
だけど、何だか味わい深い国だった。
最初は「オラ!(やあ)」しか知らなかったスペイン語も、結構、覚えた。
「Ajo. (アホ)」 (ニンニク)
「Vaca. (バカ)」 (雌牛)
「Binbo. (ビンボー)」 (メキシコのパン会社)
そして、勿論「Gracias.(グラシアス)」(ありがとう)もね。
知らないことが多すぎて、
学ぶことが多すぎて、
言葉も全く通じなくて、
迷ってばかりの旅だったけれど。
迷ったおかげで、自由になれた。
やっぱりメキシコはラテンの国。
情の深い人ばかり。
実に、カラフルな旅になりました!
帰りも16時間の空の旅。
隣は、何故か、知らないメキシカン。(ハルちゃんは後ろのシート)
でも、もう怖くない。
メキシコ人がステキな人達ってわかったから!
さぁ、少しお喋りしましょう。
覚えたてのスペイン語で。
「Sin chile , por favor.(シン チレ ポルファボール)」 (唐辛子抜きでお願いします)
完
~ Gracias!(グラシアス) ありがとう ~
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