第179柱 『前世と今世』

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前世と今世。


「前世」というものが、本当にあるのかは分からないが。
以前、地元で有名な霊能力者を訪ね、自分の「前世を霊視してもらったことがある。


その時、語られたアタシの「前世」があまりにも酷すぎて、
正直、受け入れがたい気持ちもあったが。


なんとなくではあるが、古(いにしえ)の未練みたいな「祈り」が、
何度もアタシを生まれ変わらせているように思えたんだ。


そして、皮肉なことに、その「祈り」こそが、
今世のアタシの胸の奥で、微かな灯りになっている気もする。



アタシの「前世」について興味のある珍しい方は、こちらからどうぞ。
第129柱 『生まれ変わり伝説』①
第129柱 『生まれ変わり伝説』②
第129柱 『生まれ変わり伝説』③



「前世」を上手に生きられなかったから、
「今世」でも幸せになれないなんて云う人もいるけれど。

小さな幸せも、
大きな後悔も、


希望の欠片(かけら)となり、
今世に、そっと引き継がれているのを感じる。


アタシは、
アタシたちは、


きっと、いくつもの始まりも、たくさんの終わりも経験し、
誰だって、前世から今世まで、頑張って生き抜いてきたんじゃないのかな。


そんな風に思えるんだ。




本日のまこメシ。


一度は生まれ変わりたい。

クラゲ。

【水の流れに身を任せふわふわと生きてみたいの本日のまこメシ。】
・焼き鮭定食




多分、アタシは、前世からちゃんと生き抜いてきたのだと思う。


名前も、顔も、どんな季節を歩いてきたのかも、もう思い出せないけれど。


それでも確かに、そこにあったかもしれない「懐かしい痛み」の存在を感じるんだ。


「苦しい。でも、頑張れ」と何度も呟いた声が、


時空のどこかで重なり合って、今のアタシの背中を静かに押している気がする。





「前世は本当に存在するのか」なんて、説明できなくていい。


今日も、呼吸をしていること。


今日も、ココロが動いていること。


それだけで、アタシはアタシと交わした古(いにしえ)の約束を、きちんと守り続けている気がする。


そして、「前世」からずっと頑張って生き抜いてきたアタシのために、


「今世」のアタシは新たな約束をしよう。


前世から続いてきた哀しい物語に、


少しだけ優しい続きを、


書き足してあげるからね。


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