親の認知症

父の認知症が始まった。#19

人は忘れる生き物だから。ゴールデンウイークに、実家に帰省。昨年の10月に父が認知症と診断されて以来、約半年が経過したが、今のところ、父の様子に変わりはないように見える。が。よく観察していると、少しづつではあるが、出来ないことが、増えてきてい...

父の認知症が始まった。#18

運転免許証。父は、認知症が発覚する少し前から、車の運転をしていない。それでも、免許証は返納しなかった。ただ、持っていたいそうだ。しかし、先日、父が誕生日を迎え、とうとう、手放す日がやって来たようだ。父は、感慨深げに免許証を見つめ、何か悟った...

父の認知症が始まった。#17

コミュニケーションの大切さ。昨年の10月に父の認知症が発覚してから、約半年が経過した。今のところ、父の様子に変わりはない。いや、むしろ、半年前より、調子が良さそうに見えるぞ。特に、言葉が、以前よりスムーズに出るようになったんだ。主治医の提案...

父の認知症が始まった。#16

どうする? 家と土地。一人暮らしの父の認知症が発覚し、「実家の家と土地はどうするのか」と家族会議を始めたアタシたち。そんな矢先。2024年4月1日から、「相続登記の義務化」が始まると聞いたんだ。そうぞくとーきのぎむか?何やねん?よし。少しだ...

父の認知症が始まった。#15

終の棲家(ついのすみか)。ある日、姉から唐突に聞かれた。「いずれは、実家に帰ってくるの? この家に住むの?」う! 痛い。自分の中でも、先延ばしにしていたことを、ド直球で質問されたのだ。父が、姉の隣で、じっと息を殺して、アタシの答えを待ってい...

父の認知症が始まった。#14

高級ふとん。ヤラれた。騙された。少し前の話だが。父が布団を売りつけられたんだ。突然、「布団を見せてほしい」と男性二人が訪問し、「汚れているし体に悪いので新しく購入したほうがいい」としつこく勧めてきたという。最初は、50万と云われ、断った父だ...

父の認知症が始まった。#13

新薬。認知症は、もはや「国民病」と云っていいくらい身近な存在なのに、知らないことばかりである。認知症って、大きく分けると、下記の4種類に分類されるそうだ。・アルツハイマー型認知症・血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症その種類に...

父の認知症が始まった。#12

父の気持ち。2月からデイサービスを開始した。週に1度、お迎えのミニバスに乗り、施設を訪問するのである。「お昼が出るのはありがたい」「5~6時間、施設にいなきゃいけないのは長い。手持ち無沙汰だな」本人としては、良い点も悪い点もあり、といったと...

父の認知症が始まった。#11

ケアマネジャー。要支援1の認定が下されてから、間もなくして、姉からラインが入った。「こんにちは。お父さんのケアマネジャーさんが決まったのでお知らせします」「〇〇〇〇さんという方で、これから父の状態が悪くなっていった場合、ずっとお世話になりま...

父の認知症が始まった。#10

認定結果。認定結果が通知されてきた。要支援1。「介護」までは必要ないが、「支援」は必要とのことである。(認定区分の詳細は、「父の認知症が始まった。#9」を参照)「介護」ではなく「支援」という言葉に、父も、自分なりに納得したようだ。そりゃぁ、...