スピリチュアル 第38柱 私のおじさん神様『別れの予感』 別れの予感。監督の部屋から、怪しげな「喘ぎ声」が聞こえてくる。大きくなったり、小さくなったり。事務所のスタッフたちは、壁から筒抜けのその「声」に、いつものようにニンマリと顔を見合わせる。声の正体は、わかっている。監督が映画のDVD鑑賞をして... 2021.11.14 スピリチュアル
スピリチュアル 第34柱 『神様の声の聞こえ方』 神様の声の聞こえ方。先日、このブログを読んでいるある人物から、半嗤い気味で質問された。「ねぇ。神様の声って、どんな風に聞こえるの~?」ふん。馬鹿にしているのが、見え見えである。だから、アタシは、愚かさの微塵もない真剣な顔で答えてやったんだ。... 2021.11.06 スピリチュアル
スピリチュアル 第33柱 私のもこり神様『経理の慶子さん』 経理の慶子さん。慶子さん(仮名)は、元・会計事務所勤務の経理のプロである。結婚・出産後、ガガさんにスカウトされ、この映画制作会社で働いているそうだ。色白、ふくよかで、優しい喋り方。どことなく女優の松坂慶子さんに似ている。(なので、このブログ... 2021.11.04 スピリチュアル
スピリチュアル 第32柱 私のもこり神様『カニと監督』 カニと監督。「カニ・チャーハンが食べたい」ほーら、始まった。監督お得意の「ワガママちゃん」の発動だ。今日の昼食は、駅前の中華飯店から出前をとる予定だ。メニューに「エビ」チャーハンはあるが、「カニ」チャーハンは存在しない。監督、ここは一つ、「... 2021.11.02 スピリチュアル
スピリチュアル 第31柱 私のもこり神様『探偵物語』 探偵物語。「いいか、絶対、監督から目を離すなよ」聞いたよ、ガガさん。もう、100回、聞いた。映画制作会社に入社してから、半年が過ぎた。まこの仕事は、事務職とは名ばかりの雑用係である。毎日出勤する監督の食事の手配や、プロデューサー・ガガさんの... 2021.10.31 スピリチュアル
スピリチュアル 第30柱 私のもこり神様『男とか、女とか』 男とか、女とか。まこの務める映画制作会社の代表は「スケベじじぃ」いや「監督」が務めているが、実際に事務所を切り盛りしているのはプロデューサーのガガさんである。(ガガさんの容姿等については、第24柱 私のもこり神様『プロデューサー・ガガ。』を... 2021.10.29 スピリチュアル
スピリチュアル 第29柱 私のもこり神様『ゆけ!下僕道』 ゆけ!下僕道「映画」を、そして「映画人」をもっと知りたい。まずは、まこの雇い主である「監督」の作品から観てみよう。前にも記述したが、実は、監督は国内外の映画祭でも高く評価されるほどの大巨匠である。映画界に飛び込み50年、映画一筋の道を歩んで... 2021.10.27 スピリチュアル
スピリチュアル 第28柱 私のもこり神様『野蛮人、それは』 野蛮人、それは年間365日、ガバチョを腰にぶら下げている、カメアシの亀くん(仮名)。ある日、アタシに懇願してきた。「スカートで、椅子の上に立ってくれ。そして、下から写真を撮らせてくれ」ちなみに、ガバチョはガムテープ、カメアシはカメラマンのア... 2021.10.25 スピリチュアル
スピリチュアル 第27柱 私のもこり神様『皮、喰う人々。』 皮、喰う人々。一般企業から映画制作会社へ。初めての経験は、「見るもの」「聞くもの」だけではない。映画界で働く「人々」もまた、人生で初めて出会う、珍しい輩(やから)ばかりである。朝、事務所に出社すると、床に直接、ゴロンと寝転がっている見知らぬ... 2021.10.23 スピリチュアル
スピリチュアル 第26柱 私のもこり神様『ケツカッチン。』 ケツカッチン。映画制作会社(プロダクション)でのお仕事は、見るもの、聞くもの、全てが初めてばかりだった。特に、業界用語は独特だ。その日、最初に会った人への挨拶は、朝晩に関係なく『おはようございます』を使う。『とらはとっぱらいで』と云った不思... 2021.10.21 スピリチュアル