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父の認知症が始まった。#36

門扉。比較的「まめ」だと思っていた父も、最近、腰が重くなった気がする。今まで普通にこなしていた習慣も、面倒なのか、やらないことも増えたようだ。そして、最近、気づいたのだが、父は、通りに面する「庭の門扉」を、開けっ放しにするようになった。あま...

父の認知症が始まった。#34

生きがい。父が認知症と診断されてから、ちょうど1年が経過した。アタシが見る限り、以前と比べても、認知機能に大きな変化は見られない。父は、一人暮らしで、家事は、相変わらず、自分でしているし。家電の扱いや、日常生活は、ゆっくりではあるが、問題な...
なんでもない日常

秋に溺れたい。

四季?どこかに隠れていた秋が、ひょっこりと顔を出した。最近の春と秋は短命だから、しっかりと秋に溺れたい。せっかくの秋だもん。秋らしいことをしてみたい。紅葉スポットに出かけたい。美術館なんかもいいよな。秋の夜長に、読書もしたい。スポーツは、ま...

父の認知症が始まった。#33

相続対策。親が認知症になったら、初期段階で、やるべきこと。①家族全員で認知症について理解する②医療機関を受診する③介護認定を受ける④地域のサポートや介護サービスを利用する⑤預金や不動産などの財産を把握する⑥最適な相続対策を行うふむ。①から④...
なんでもない日常

コンプレックス。

死闘の日々。思えば、ずっと、天パ(天然パーマ)との戦いの人生だった。           雨の日や湿気のある日は、髪がうねる。ラーメンの湯気だけで、前髪がヨレるんだ。早起きして、綺麗にブローして出かけても、学校に到着する頃には、残念極まりな...
なんでもない日常

懐かしさにココロ震える。

キャリアウーマン。その日、電車は、思いのほか、空いていた。ま、すぐ降りるしな。わざわざ座るほどでもない。扉から少し離れた場所に、スックと立った。高めのヒールが、僅かに、もどかしい。気付くと、アタシの背後に、二人の長身の若い男性が立っていた。...
なんでもない日常

そろそろ大掃除を始めようか?

大掃除。アタシの友人は、掃除が得意だ。いつ、誰が、友人宅を突然訪問しても、二人の息子さんが、まだ、小さかった時でさえ、「いつも綺麗」と、友人一同、皆、感嘆している。本人は、「そんなことないよ」と謙遜しているが。よくよく聞いてみると、大掃除は...

父の認知症が始まった。#30

脳と身体と心と。最近の父は、弱気な発言が多くなったような気がする。「もう、いいかな」「年末までは頑張るけど、それ以上は分からないぞ」「後は、皆でなんとかしてくれ」加齢や認知症の症状により、徐々に、日常生活が面倒臭くなってきたのだろうか。以前...

父の認知症が始まった。#29

立っている者は親でも使え。数年前、アタシの姉は、義理の両親(旦那さんの父母)を立て続けに看取った。二人とも、程度の違いさえあるが、認知症だったそうだ。最近、姉は、こんな事をポツリ云っていた。「私が過保護にしたから、義理の両親はボケちゃったん...

父の認知症が始まった。#7

実家にて。「ぎりぎりボケてるらしい」「この前までは、ぎりぎりボケてなかったんだけどな」元気を装っているのだろうか?そう云って、父は明るく笑った。この三連休を利用して、実家に帰省してみたが、1か月半前に会った父と、今、目の前にいる父と、何ら変...